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2005-03-01

魚町新聞社

 ブログを開設して丁度半年。日常生活の些細なネタにもかかわらず、おかげさまで1週間に2000ページビュー前後までご覧いただくようになりました。ほぼ毎日投稿、何か気づいたら即投稿、複数で投稿しているので幾分か楽ではありますが、それでもネタに窮してしまうこともありました。新聞記者って大変な仕事なんだな、なんて思う時もありました。そんななんちゃって記者でも、投稿にコメントをいただいたり、町で声をかけられると嬉しいもので、それを励みにいそいそとネタを探しております。

 中でもスクープを連発するのはセイコ記者です。セイコは子供たちから「アンテナせいこ」と呼ばれておりました。というのも、同級生の消息がなぜかセイコ記者から伝わってくるからです。誰が結婚した、子供が生まれたはお手のもの、恩師の転勤から気象情報まで正確に伝わってきます。甥姪からは「光ファイバーせいこ」、実弟にいたっては「魚町新聞」と呼んでいます。日常のちょっとした変化にも目を向け、絶えず人に興味を持ち続けているからなのでしょう。話題に事欠きません。
 フミヒデ記者は社会部担当です。災害があれば現場へ駆けつけ、冠婚葬祭へ出席する。何も記事探しのために出ているのではありませんが、地域との密接なつながりがあってこその情報を入手しているようです。エイコ記者は挿絵担当、ケンジ、ダイジ、ヒロコ、セイ、ヨウコは外信部といったところです。気仙沼のちょっとしたネタを内から外から集めていったら、意外とありました。
 そして何よりも忘れてはならないのは社主兼主筆のサキチです。毎朝、目を皿のようにして主要紙を隅々まで読み、時事に最も詳しいと言っても良いでしょう。しかし、主筆がペンを握ることはないので電話でコメントを求めたところ、例のごとくエイコ記者が代弁しました。
「だーれぇ、頑固でわがらんつぁんだもの。ほんだけんと、あんだも分がっと思うけんと、意外と心根は優しいんだぁ。今さ、じいちゃんの足ば揉んでだの。」
 エイコ記者の嘆きとも喜びとも言えぬコメントを受け取ってしまいました。気を取り直して、再度主筆にお願いしたところ、
「何もねぇ。」
 とのこと。何の束縛もせず、自由奔放に記者を泳がせるのが主筆の真髄といったところでしょうか。

 これが魚町新聞社の内情です。これからも気仙沼の小ネタを中心にお届けしますので、ご愛読いただきますようよろしくお願いします。

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コメント

新聞社だなんて大袈裟だよぉ。

見てくださった人に、ほのかな ぷっ!(笑)を感じてもらえば、、、。

等身大の店米山武をこれからもお届けしますね。

祝!半周年ですか。
いつもお世話になっています。
スクープじゃなくても、むしろスクープじゃないホンワカな記事が大好きなんですよ。
これからもどうぞよろしく。
では。

なんだかんだで「半年すか」。毎日の姿が生き活きと「生活」が表されています。今日は何かなと毎日が楽しみです。さあー明日は何があるかな!

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河原田ライブカメラ

BBっといー東北