宮城県気仙沼市河原田にある創業明治10年の米穀販売店です。
武山米店 〒988-0022 気仙沼市河原田2-1-16
(旧住所:〒988-0013 気仙沼市魚町1-1-13)
TEL: 0226-22-0266 FAX: 0226-22-0260
MAIL: [email protected]
いまだに右から左で読む看板を使っていました。意図的に残そうとしていたわけでもなく、直す理由がなかったのでそのまま使っていた店舗が、風待ち研究会の皆さんの調査により、他に類を見ない建築物だったことが分かり国の登録文化財になりました。何気なく住んでいた私たちはビックリ。でもちょっとうれしくなりました。
登録文化財となってから、見学のお客様も増えました。けれども実際に生活しているので、中までご案内できない時があります。そこで、このブログを活用して建物の内部や生活の息づかいに加えて、我が家一番の楽しみである食卓の様子、季節の風景を紹介していきたいと思い、2004年8月から書き綴っています。
しかし2011年3月の東日本大震災で1階天井まで津波が押し寄せ、店舗は損壊してしまいました。店舗奥の梁は残ったものの、住める状態にするには相当の修復を要すること、新築ができない危険区域に指定されていること、近隣商店街との歩調を合わせなければならないことから、2011年5月現在、旧店舗がどのようになるかは未定です。
幸いにも津波が50m手前で止まった倉庫が残りました。そちらを新しい店舗として再開しています。
1877明治10年: 初代佐兵衛が気仙沼村釜の前(現:魚町)で米穀店を創業
1929大正4年: 大火で家屋を焼失
1929昭和4年: 昭和の大火で家屋を焼失
1930昭和5年: 森谷組により竣工。当時のカンナ等が東京・恵比寿で今でも大事に保管されているらしい。
1942昭和17年: 配給制により、米穀販売を一時休止
1945昭和20年: 米穀配給所として再開
1951昭和26年: 米穀販売を本格的に再開
1974昭和49年: 気仙沼市河原田に倉庫を建設
1983昭和58年: 店舗を改装
2004平成16年: 国登録文化財に申請
2005平成17年: 国登録文化財に指定
2011平成23年: 東日本大震災津波で被災、河原田倉庫に店舗を移設
[サキチ] 1919-2006
11人兄弟の長男。カタブツなように見えるが実は感受性豊かで涙もろかった。2006年3月他界。
[エイコ] 1927
7人兄弟の長女。塩釜から気仙沼へ。今でも時々塩釜弁で話す。好奇心旺盛で、書道、ちぎり絵、水墨画など多彩な趣味を持っている。今度はパソコンを学ぼうとしており、喜寿を過ぎても好奇心は衰えていない。
[フミヒデ] 1947
学生時代は野球に熱中。家業を継ぎながら、地元消防団でも活動している。いとこはフミヒデの50代を筆頭に、下は10代まで50人近くいる。
[セイコ] 1950
元栄養士。週末、自宅で「居酒屋せい子」を開くのが楽しみ。
[ケンジ] 1973
東京在住。デザインの職に就いている。
[ダイジ] 1975
大阪在住。学校法人の広報部門に勤務。ブログあり。
[ヒロコ] 1975
ダイジの奥さん。手芸店を開くのが将来の夢。ブログあり。
[セイ] 2002
我が家一番の人気者。
[リンタロウ] 2005
ダイジ・ヒロコの第二子。
[ヨウコ] 1982
管理栄養士。2008年秋帰郷。家業と家事手伝いに従事している。