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半年ぶりにお得意さんの店をのぞいてみた。移り変わりの激しい109で5年以上もやってたら老舗と呼べるかもしれない。週初めでしかも雨だというのに、お気に入りのブランドの紙バッグを肩にかけた女の子で溢れかえっている。店員から「何かプレゼントをお探しですか?」と聞かれ、援交オヤジと思われたのではないかと不安になる。そりゃそうだ、あたりを見回したらスーツ着ているのは僕だけだもの。
それにしても商品のサイクルが早い。季節だからかもしれないが、どの店もブラウン系の色合いのものばかり。半年前とはデザインも変わった。何となく上品。たとえるなら、ベッカム妻のヴィクトリアを目指しているような感じだ。
4年前、109の正面でオーナーと人間観察をした。「タケちゃん、黒着てる女は気をつけろ。地味なように見えて内心は派手だから」とか「平日のコギャルは東京じゃぁねぇんだ。郊外から来てるんだぜ」と服装から人を見抜く術と同時に流行について教わった。その極意は「流行は追いかけるもんじゃないよ、つくるもんなんだよ」だった。
それに気付いてから、流行を追うのはやめた。
KENJI
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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