畠山美由紀 with Hands of Creation
スペシャルアクト 青柳拓次
1日、近所のイベントに畠山美由紀ちゃんが出ると知り、上着も羽織らず腕まくりのまま会社を飛び出した。このイベント、神宮外苑で開かれている東京デザイナーズウィークのスペシャルライブで、FM局のJ-WAVEイチオシのアーティストが出演する。で、1日は美由紀ちゃん。11月末の品川教会ライブが完売で、今年もしくじったから是非とも行かねば!との一念で向かう。
ま、そんな自身の心境はいいとして、野外で聞く美由紀ちゃんの歌声もなかなか良かった。オレンジ色にライトアップされた絵画館が歌と調和して、空を見上げると小雨交じりだったけれどなんか清々しい。透んだ空気が体を突き抜けていくような、なんて言うのか、体が網みたいになって風が通るというのか、そんな感覚になった。
一通り終えても拍手が鳴りやまない。再登場するまで少し時間がかかった。たぶん、何を歌うか相談していたのだと思う。マネージャーが舞台端から音響と照明さんに腕を挙げて丸サインを送っていた。で、アンコールを予期していなかったらしく、アカペラで「all of me」を。おぉぉ、懐かしい。美由紀ちゃんと一度きりのなんちゃってバンドを組んだ時に練習したのを思い出した。英語のニュアンスをあまり理解していなかった高校時代、気仙沼弁に直訳して「オラのすべて、なしてあんだはベロリ持ってがねぇの~」と歌ってみた。メロディーにまったく乗らなくて笑い転げた。ま、そんな解説があるはずもなく、アカペラは格調高く、とてもエレガントでございました。
そんな美由紀ちゃんも3日から全国ツアーが始まる。仙台を皮切りに全国13カ所、このライブと同じメンバーで回るそうな。あの歌声があちこちで響くと思うと、なんかうれしい。
KENJI
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