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2005-02-13

気仙沼高校・新校歌

 気仙沼高校の新しい校歌が発表された。山、川、海の自然のつながりと人生を重ね合わせた歌詞に加古さんらしい音の重ね方に、僕は「清らかさ」と「力強さ」を感じた。合唱曲にしてもいいくらいだと思う。
 以前の校歌「♪とぉ〜くは く〜もいの む〜ろね〜さん〜〜」は1番を歌い切るのに1分以上かかり、甲子園で歌ったら時間の都合でカットされるのでは、と心配するほど超スローテンポで単調な曲だった。校歌よりも応援歌「時は流れて」を流してほしいと思ったほどだ。

 校歌といえば、昨年の春のセンバツで優勝した済美高校の校歌には度肝を抜かされた。正確には学園歌で、歌詞が「やればできるは魔法の合言葉」だもの。筆文字で表示される字幕。しかも曲調がキャンディキャンディみたいだ。土まみれの甲子園球児が首を左右に振りながら笑顔で「♪まぶし〜い え・が・おっ」と歌っているのを見て、自分はもはや若者ではないことを悟り、世の中の変化を見せつけられた気分になった。調べてみれば、済美高校はもともと女子高で、最近共学になったばかりで創立100周年を記念してつくられたものだった。道理で軽やかな曲だったわけだ。
済美高校

 気仙沼高校の新しい校歌も甲子園でなくても、どこかでぜひ聴いてみたい。でも、できれば甲子園で聴いてみたい。
 くれぐれも「香久留ヶ原は アホら郷」にならないように願う。
KENJI

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コメント

気仙沼高校と鼎が浦高校が統合し新気仙沼高校となる。その校歌が決まった。生徒時から三十路も過ぎた同窓生としては全てが新しくなるのが寂しい限り。であるが、仙台の有名県立高校では、「共学いやだ」と騒いでいる始末。これを見ていると、「田舎はどうでもいいから、自分の所は守れ」に思える。これからすれば、気仙沼の人たちは立派。
新高校の校歌の作曲者は、加古隆さん。思い出がある。10数年前、鼎が浦高校に娘が通っていた頃、70数年記念のイメージ曲を彼から作曲して頂いた。すてきな曲だ。この言い出しっぺは自分。彼のCD『予感』にこれが収録あり。それにして、新高校校歌、良い詞良い曲。感激。ありがとう。

先のコメント中、「70数年」ではなく「70周年」に訂正。

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