生駒そろばんの番付
先日の投稿で思い出し、今でも実施しているのか電話したところ、しばらくお会いしていないのに僕を覚えていてくれた。学院長は、
「今でもやってるよ〜。昔の番付表あっから送ってやっか?」
とのこと。恥ずかしくて目も当てられないのでお茶を濁した。
ところで生駒そろばんの番付とは、珠算検定8級以上の生徒全員が対象のテストだ。2ヶ月に1度、みな同じ問題に挑戦し番付の体裁で発表される。小学校低学年から高校生まで同条件、実力一本勝負である。
当時、♪ゼロから始まる数だって イチから習えば分かるんだ〜と小林亜星が歌う珠算塾のCMが流れ、連続ドラマ「おしん」が珠算ブームを加速させた。奉公のかたわら、算術の手ほどきを受けるおしんの影響は大きかったと思う。このシーンでキヨエおっぴい(1900-1993)は「オレもシャデッコ(弟)おぶって尋常小学校さ通ったなァ」としみじみ語っていた。いろいろ蘇ってくるが肝心のそろばんはすっかり忘れてしまった。
久しぶりに236+451+12…と暗算を試みたが4つ目あたりで消えていく。訓練の賜物は20年放っておくと無に等しいようだ。流行の百ます計算でもと考えたが、計算の反復で脳を強化させる原理はそろばんも同じだから、通勤電車の中で数字を見ながら再訓練することにした。
番付で常に横綱だったのは学院長のお嬢さんのN恵さん。北の湖か千代の富士かという位強かった。全国でもトップクラスの成績だったので敵うはずもないが。
彼女は現在、カナダ・バンクーバーで珠算塾を開いている。
Ikoma Abacus and Mental Calculation
KENJI
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