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2005-11-02

芸術の秋part5:気仙沼あさひ鮨

Naiwan  引き出しを整理していたら、あさひ鮨のおんちゃんが描いた絵はがきが出てきた。水彩で描いた真夏の気仙沼湾である。腕前はプロ級で、美術展で何度も入選している。20年位前だったか、浜見山から見た南町海岸の油絵が入選して、家族で新聞社の巡回展へ行ったのを思い出した。

 おんちゃんが描いた海は、どんよりと鼠色がかっていて、汚濁かと思うほど重々しかったのを覚えている。ましてや当時の僕は、海といえば青ぐらいの知識しかなかった。なんかすごく寂しくなるような気がして、まじまじと見れなかったように思う。

 ところが今でも思い出せるのだから、強烈な印象が残っていたのだろう。乱反射して白くなったり、夕日に照らされてオレンジ色だったり。石垣で見た海はエメラルドグリーンだったが、稚内では灰色だった。海は青くない。そう気づいてからは、鼠色の海がとても味わい深く感じるようになって、ノスタルジックな気分になると決まってあの絵を思い出す。

 今日の気仙沼湾は何色かな、と。

KENJI

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コメント

東北ブログランキング,堂々の4位入賞おめでとうございます。
年内には,ベストスリー入りを目指しましょう

>セングーリーナンさま
どうもありがとうございます。
少し前に2位だった時には、緊張しましたが、、、。
気負わずに書き綴っていきますので今後ともよろしくお願いします。

>セングーリーナンさん
ありがとうございます。ランキングに参加して約5ヶ月、10位以内でウロウロしていればいいかなーと考えています。

いい絵ですねー。今度個展があったら見てみたいです^^

名前負けしている私は、そちら方面の才能もなく、
がしかし、子供の頃、うちの母が「ちょいちょいっ」と手直しした絵画が、たびたび賞をいただき複雑な思いがいたしました。
「どうして海に紺や白を乗せるんだろう?」
「どうして空にオレンジや紫を乗せるんだろう??」
「太陽は赤じゃないの???」
そんなことばかり思っていた記憶があります。

そういえば、子供の頃、魚町の本家に遊びに行くと、
海は「赤い」って思ってました(すごく汚れてましたよね)。
赤い中に、クラゲがぷかぷか。
今はキレイになりましたねー。

さて…そろそろ…かな?

>kazueさま
絵って色彩感覚というか感性というか、、、難しいですね。さ、ささあって描くのが永遠の憧れですが、もうこの歳になっちゃった。(笑)

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