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21 posts from 2006年4 月

2006-04-05

Kick Off!!連載始まる

 パラリンピック走り幅跳び代表の佐藤真海選手がインタビュアーをつとめる連載が始ままりました。トップアスリートの子供時代を本人たちから聞き出す企画で、専門誌記者も知らないネタが紹介されるかも。第1回目は宮里藍さん。彼女は小学校で「シキラー」と呼ばれていたらしい。

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Kick Off!!

 真海選手は来月1日からマンチェスターで開かれるパラリンピック・ワールドカップに出場するそうです。競技日にはイギリスの方を向いてモルツ一気飲み!って、応援にもならないけど恵方巻みたいに飲むぞ。

KENJI

2006-04-04

春蘭

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 月めくりのカレンダーには、季節にあわせた挿絵と句が載っています。4月にめくろうとして何気に3月を見たら「春蘭や 雨をふくみて うすみどり」と書いてありました。

 「そうだ。店先の鉢にもあったっけ。」

 飛んでいったら、咲いていました。花は塩漬けにして蘭茶や吸い物に入れるそうですが、まだやったことはありません。どんな感じになるんでしょうね。そして、花にある斑点を見立てて「ホクロ」とも言うそうです。別名はジイサン、バアサンというなんて何だか可哀相。

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 春が足踏みしているのか 白梅はまだご覧のとおりです。

 日本酒に花びらを浮かべて「うめぇーざけ」。

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 そして、ヨモギをいっぱい摘んで「ヨモギ餅」でもしましょうか。

 春なかば。

seiko

大川を歩く その7

Tateyama 本町橋からさらに1キロ上流へ行くと取水場がある。ここでくみ上げた水はいったん山にあげて浄水される。浄水場は市内に7ヶ所あって、ここから気仙沼、松岩、階上、大島地区に配水されているというから気仙沼最大の水がめである。もしここに林真須美がカレーをぶちまけたら大惨事だ、なんて考えながらせせらぎの音を聞く。

 それにしても帰省していつも思う。水がおいしい。むかし、三陸新報の連載で、上流にある新月渓谷のなんとか岩には浄化作用があるというのを読んだ覚えがある。自然の浄化を経て浄水されるのだからひときわおいしい。蛇口の水をガブ飲みできるなんて幸せだ。家庭用浄水器をつけたり、ミネラルウォーターを飲んだりする必要もない。飲料水どころか、洗濯水も風呂水もウォシュレットもすべておいしい水だもの。

 下世話だが、2リットル147円のペットボトルに換算したらいくらになるか計算してみた。1ヶ月一人あたりの水道使用量は3.61立方メートル、リットル換算で3610リットル。ペットボトルにすると1805本×147円=26万5335円。ぜいたくだ。

KENJI

Mizugame気仙沼の水がめ。水源地が市街地の目と鼻の先なんてそうそうない。

2006-04-03

大川を歩く その6

Gobou  本町橋のそばで畑を耕しているおじさんがいたので話しかけた。大川ではゴボウが獲れると教えられたのを思い出し、聞いたら育てていないという。堤防で1.8メートル盛った土の中に砂鉄が含まれていたらしく、収穫量が激減して宅地化した。以前は2町歩あった畑を3反歩に減らして、今は春だいこんを栽培しているとのこと。「私で3代目です」とおっしゃっていたので、1世紀近くここで農家を続けているのだろう。市街地化された道路の奥には、昔ながらののどかな風景があるのを知った。

KENJI

Hinomiyagura 橋のたもとに火見櫓。昔は横丁山にもあった。

2006-04-02

大川を歩く その5

Karakuwadaiku  気仙沼大橋を越えて本町橋へ向かう途中に入母屋造りの家がある。対岸のザワザワで部活の練習をしていた僕らは「城ができる」と、上棟の様子を遠くから眺めていたら同級生の家だった。聞けば唐桑御殿大工に建ててもらったという。当時、唐桑御殿が何たるかを知らず「ふ~ん」で終わったような記憶がある。

 唐桑御殿は四隅が反り上がった入母屋の屋根、贅沢なつくりの部屋が特徴だ。調べてみると力強い反りをつくるのに様々な伝統工法を駆使し、小屋組みには投げかけ梁の技法、釘をいっさい使わずにホゾとセンでつないでいくそうだ。神社仏閣を得意とした気仙大工と水漏れを許さないほど緻密に組む船大工の融合なのだろうか。もっと調べがいがありそうだ。

 久しぶりに見た屋根は、新築当時より風格が増しているように見えた。

KENJI

Shidarezakuraしだれ桜満開まであと3週間。

河原田ライブカメラ

BBっといー東北