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2006-08-24

刺激物その2

Gekibutsu  カレーを食べたあと、着物作家さんの工房へお邪魔した。棚に粉や液体がずらりと並んでいる。塩酸なんちゃらだの何だの科学室みたいだ。どうやら染色家は化学も知らないとつとまらないらしい。その中には劇物もある。

 「薬局ではんこが要るのもあんのよ。これはサリン中和剤。霧吹きもあるから、サリン撒かれてもここは大丈夫!」

 「これは指紋がとけちゃう。」

 と矢継ぎ早に人体への影響を説いている。僕も調子に乗って、砒素は?トリカブトは?と保険金殺人の手口にでてきそうな劇物ばかりたずねて、ふと気づいた。

 人間という触媒が一番の劇物なのかなと。殺人にも、芸術にもなるし。

KENJI

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コメント

アァ~  草木染の山崎和樹先生に見つかったら顰蹙を買いそうな薬品ばかり・・・(笑)
和樹先生は穏やかなものしか使いませんからねェ~
酢酸さえ使わず、米酢だし・・・
でも、うちのアトリエにもルールがあって硫酸系の物は絶対に使わないし、重クロム酸カリなどは使用禁止です!!!
和樹先生は草木染作家でも例外で、他の方は綺麗な色が出るからと硫酸銅や重クロム酸カリなどを平気で使うこともあるから、草木染といっても信用はできません!
知らなければ草木染=安全と思いますよね**
薬品を知っていると、とても怖いことです*--*

>保険金殺人の手口
薬品ではばれるので、毒性のある木で箸でも作って使ってみたらいかが(笑)
どんな木が使えるか知っていますが、教えません^0^

>着物作家さん
へぇ~草木染の山崎和樹先生は自然系のものばかり使うんですね。染色にまったく無知で、しかも化学は赤点スレスレで「水兵リーベ僕の船」位しか覚えていません。化学は分かりませんが山崎先生も着物作家さんも職人なんだなあと思いました。
へぇ~、毒性をもつ木もあるのですね。
恐ろしや、恐ろしや…。

KENJIさ〜ん、うちのアトリエで一番の刺激物は私達よ〜。
どんなふうに刺激的かは、考えてね。

>マリコサン
本当は劇物指定第2号第3号と書きたかったのですが、そこまでは…(汗)。

ちょっと訂正^^
私は職人ですが、草木染の山崎和樹先生は研究者です。
草木染を科学的に研究しています^^

この場を借りてごめんなさいm--m
もし二人の作品をご覧になりたい方がいらしたら、私のHPの≪ミラノ報告≫ページにいらしていただければ、山崎先生の作品も載っています。

ついでに≪着物作家の夏休み≫ページもUPしたのでseikoさん・kenjiさん見にいらしてねm^^m

>着物作家さん
(1)先日、和樹先生とお会いして「学究肌な方だなあ」と思いました。それこそ和樹先生にとってお二方は刺激物ではないでしょうか。
(2)近江・京都のお土産、ありがとうございました。本日いただきました。
(3)あ、ちなみに劇物指定第1号は馬場様です。

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