珍魚 珍客
タイトルに「珍」を入れたのは珍客が持ってきた珍魚だからです。
マゼランアイナメ、通称メロです。数年前までは「銀むつ」として出回っていましたが、本当のムツと混乱するので、今はメロと呼ばれているようです。市場に出たときにはすでに切り身やみそ漬けになって、生にありつけるなんてもちろん初めてです。調べてみるとアイナメの種類ではないんです。名前の通りきっとマゼラン海峡あたりで獲れるのかなと思いきや、それも違う。南氷洋の深海に生息するんだそうです。
そういえば数年前、日本でも消費できそうな魚を探しに来た調査船が、アフリカ沖で見つけたのが「銀ムツ」というのを思い出しました。きっとマゼラン海峡あたりでアイナメに似た魚だったからなんでしょうね。ややこしい名前になったのは。
どんなルートをたどったか想像しただけで楽しくなってきました。さっと炙りをくわえて刺身にしたものをワサビ醤油でいただきました。感想はねとっりした白身の魚。お酒はさらっとした冷酒、ぬる燗かな?
持ってきてくださった珍客ことsasakiさんは年に数回、新潟の地酒などを担いでやってきます。その地酒を残したときには「今度呑む時は連絡を」と携帯番号を置いていきます。平成12年12月12日の入場券を山ほど買ってきて「人生いつもオイッチニ、オイッチニ。だからね!」って分けてくれたり。逸話が途切れない方です。これからも気の利いたお話楽しみにしていますからね!
seiko
先日の猛烈低気圧で倒されても咲き続けるコスモス。健気ですね。
コメント