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2007-02-02

さい銭と損害保険

P1530105

 消防話その一。

 東京のある有名なお寺では、その年に集まったさい銭がまるまる火災保険の掛け金になる。その額2000万円前後。損保会社に勤める友人は初詣シーズンが終わるやいなや、集計機を携えて勘定しに行っていた。年間の掛け捨て保険料が2000万円なんてすげー、儲かるだろうと言ったら、

 「バカ言え。燃えたら天井なしだ。会社がぶっ飛ぶ。」

と言っていた。どうやら災害や盗難を含めて再現できるまで補償するらしく、実際に燃えてみないと算出できないという。損保会社にしてみれば燃えないことをひたすら祈るのみ。そう考えると2000万円は破格なのかもしれない。

 それにしてもさい銭が掛け金になるとは、世の中うまくできている。

 消防話というより、保険話でしたね。

KENJI

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