おっぴい降臨
シャネル2007ピグマリオン・デイズへ。
ピグマリオンとは「才能を信じて支援して、開花させる人」を意味するらしく、創始者マドモアゼル・シャネルは無名時代のピカソやジャン・コクトーを支援していたそうな。その精神を引き継いで、日本でも若手音楽家を招いたコンサートが開催されている。今回はfumihideのいとこが出演するので行ってみた。
桐朋音大のディプロマコースに通う伊藤麻耶さん。正面から見たらそうでないけど、演奏中の横顔はキヨエおっぴい(1900-1993)そっくりだった。って娘時代のおっぴいは知らないけれど、中山のおばちゃんのような、馬場さまのような、着物作家さんのような。おばさま方の片鱗から何となく想像できて、弾き込んでしかめっ面したところなんかおっぴいが降臨したかのようだ。こないだカモメの記事で指摘された「僕とdegは似ている」ってこういうことなんだと思う。パーツのどこかは似るのだと。
そして肝心の音は、さすがディプロマ。思わず身を乗り出して指先を見つめてしまう。僕の勝手な印象を言えば、力強くて鋭い音だと思った。って、おっぴいのしかめっ面イメージに引っ張られて聴いてしまったかも。
KENJI
なんと、なんと素晴らしいではありませんか。
音楽といっても音を楽しむ、、、初歩の段階程度のわたしには感嘆符しか思い当たりません。
麻耶ちゃん!頑張ってね~。
投稿情報: seiko | 2007-03-18 20:30
>seikoさん
まあ、どう感じるかは人それぞれですからね。自分が心地いいと感じたらいい演奏なのだと思います。むかし、あるオーケストラで音が揃ってなくて具合が悪くなりました。ホールを出たら眩暈がして。中にはそういう演奏もありますよ。
演目はパガニーニ、モーツアルト、サン=サーンスでしたが、プログラムをもらっても分かりません。読めないワインリストをもらったようなものです。演奏が始まると、どこかで聴いたことのある曲だったり、意外と親しみやすかったです。聴いたことがない曲でも、指使いと技巧に魅せられました。これからの活躍が本当に楽しみです。
投稿情報: KENJI | 2007-03-19 12:49