« あか~いつぶつぶ | メイン | ことしの初雪 »

2007-11-18

新婦父

Shunchiaki

 従姉妹の結婚式に出席した。新婦父は母の8歳下の弟で、僕が生まれた時は高校生。叔父と呼べる年ではなかったので、あんちゃんと呼んでいた。人柄を端的にいえば硬派(でありたい男)。カッコをつけたのは、硬派であるかどうかは他人が判断するもので、確かに硬派ではあるが、それ以上の硬派さを求めているのではないかと思うからだ。筋を通そうとし、おべっかを使わない。変化球を嫌い、直球勝負を好む。僕が小学生の頃、あんちゃんが愛読する硬派マンガを読めもしないのに借りた。男はヘラヘラするものではないと説教を受けたこともある。好きな言葉はたぶん仁義と男気。そのあんちゃんが新婦父としてどんな振る舞い方をするのか、僕はウォッチすることにした。

 新婦と腕を組んで入場。すでに目が腫れていた。あんちゃん、もうですか!

 各テーブルへお酌まわりをしていた時、誰かが「嫁さけだ(嫁へくれた)」と言ったら「けだんでねぇ。独立させたんだ」と強弁した。おぉ、新婦父の複雑な心境!

 帰りのマイクロバスで村田英雄『王将』を熱唱。「東京で暮らすおめだづ、よく聞げ!」と3番に力を込めた。その勢いで喜納昌吉『花』を歌ったら村田英雄調だった。

KENJI

 

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0128759cdc29970c0120a69ac149970b

Listed below are links to weblogs that reference 新婦父:

コメント

小春日和の佳き日、新しいカップルの誕生に立会い感激し、涙腺緩みっぱなし、(鬼の目になみだ?)言葉がありませんでした。

名付けて「しゅんち夫妻」だと言うyokoさん。
うん、うん、なかなかいい感じ。

ちぁっぴーちゃん!
仕事と家庭の両立、仲良くがんばってネ。

>seikoさん
新婦の同級生以上にseikoさんが泣いていたと思います。翌日、出席できなかった爺婆に写真を見せたら、あの鬼瓦爺さんが1枚目から目に涙を浮かべていました。血筋ですね。

先日はありがとうございました。

武山家三兄妹の審査を受けたのは序の口で、齋藤家の皆さんは、気仙沼人洗礼を受けたのではないでしょうか!
多くの人に囲まれて育って、今の自分達がいるのだと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

>ちあきさん
そいえばそうでしたね。パークハイアットの41Fでたまたま3人揃って面接したのが3年前。線が細そうに見えたけど話してみたらなんのなんの。きっとゴールインすると確信しました。

この記事へのコメントは終了しました。

河原田ライブカメラ

BBっといー東北