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2012-02-10

ゆく河の流れは絶えずして

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魚屋さんの店先に、立派なメカブがどっさり。

「5個ちょうだい!」

「〇〇グラムだがら、、、900円」

「うわ……」

「お~いseikoさ〜ん、固まってしまった~」

そりゃ、固まるよ。これまでメカブはいただくもので、買うなんてなかったですもの。そんな値段になるなんて想像もしてなかったよ~。もちろんいつも以上に大変な思いをして出来たワカメだもの、品薄で高いんだよね。

うちでメカブを刻みながら、初摘みを届けてくれた階上のおじさんやS夫妻が頭をよぎりました。

20年ほど前、旅館のかたわら水産加工業を始めたS夫妻。初めは試行錯誤しながら、刻みメカブもやってたっけ。手伝いに行ったこともあったなぁ。経営も軌道に乗ってたのに、、、。

階上のおばさんはウニとわかめの抱き合わせ煮の名人でした。

みんな津波の犠牲になってしまうなんて。

そんなこんなを考えていたら、包丁がさっぱり動かなくなってしまった。

 

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そんな思いを煮立ったお湯が急き立てた。

ザブンと入れて、サッと取出し冷水に。あざやかな緑色に思わず

「うわ~キレイ!」

結局、なんだかんだ言っても食欲に勝るものはなくて、、、ポン酢でシュルシュル~でした。


いろんな思いをめぐらせながら、初春の味をいただきました。

 

seiko

 

 

 

 

 

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