おっぴい降臨
シャネル2007ピグマリオン・デイズへ。
ピグマリオンとは「才能を信じて支援して、開花させる人」を意味するらしく、創始者マドモアゼル・シャネルは無名時代のピカソやジャン・コクトーを支援していたそうな。その精神を引き継いで、日本でも若手音楽家を招いたコンサートが開催されている。今回はfumihideのいとこが出演するので行ってみた。
桐朋音大のディプロマコースに通う伊藤麻耶さん。正面から見たらそうでないけど、演奏中の横顔はキヨエおっぴい(1900-1993)そっくりだった。って娘時代のおっぴいは知らないけれど、中山のおばちゃんのような、馬場さまのような、着物作家さんのような。おばさま方の片鱗から何となく想像できて、弾き込んでしかめっ面したところなんかおっぴいが降臨したかのようだ。こないだカモメの記事で指摘された「僕とdegは似ている」ってこういうことなんだと思う。パーツのどこかは似るのだと。
そして肝心の音は、さすがディプロマ。思わず身を乗り出して指先を見つめてしまう。僕の勝手な印象を言えば、力強くて鋭い音だと思った。って、おっぴいのしかめっ面イメージに引っ張られて聴いてしまったかも。
KENJI
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