去年みた小石丸が気になって、今年も日本の絹展2007へ行く。真っ先に蚕コーナーへ行ったら、小石丸のほかに日106号、中108号も置いてあった。って、まるで囚人みたいな名前じゃないの。もっといい名前もあるだろうに、106だの108だの番号で呼ばれて気の毒だなと思った。けれど、どう呼ばれようが蚕は蚕。命名するなら桑をくれといわんばかりの食欲で、ムニャムニャと桑の葉をかじっていた。
去年と違って、どの品種も生後1週間前後で糸を吐き出す前だった。タバコの吸殻大の幼虫がムニャムニャと桑の葉を規則的にかじっている。一口で塩粒くらいだろうか。小刻みに20回くらい繰り返すと口に溜まるのだろうか。その反復作業をひたすら続けた結果、きれいに茎だけが残っていた。近くにいた若い研究者に聞いたら、3週間ひたすら食べ続けるという。恐るべし。
しかも桑しか食べない。似た成分の葉を与えても見分けがつくらしく、その葉だけが残ってしまう。なぜそうなのかは目下研究中とのこと。リンゴを与えたら成長が止まったとか、桑の葉が足りないと糸の量が減るとか、聞けば聞くほど面白い。
『日本の絹展』
7/25(木)~7/30(月)(最終日は18時閉会)
日本橋高島屋8F催事場
KENJI
伊藤麻耶さんのバイオリン演奏があります。
シャネル・ピグマリオンデイズ
8月18日(土)13:30~14:30
8月25日(土)16:00~17:00
場所:シャネル銀座本店4F シャネル・ネクサスホール
入場無料・予約制
ご興味のある方はこちらから予約を。
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同窓会は二次会が面白い。質実剛健の校風をうけついだOBOGが、といえば格好いいけれど、言い換えれば気仙沼弁丸出しの開けっぴろげなOBOGたちばかり。気仙沼の催事以上に気仙沼っぽい。50人収容の二次会場に入りきれなくて、近所に二・五次会場ができてなだれこんでくる。気仙沼出身のオーナーは「やーやーやーやーやー」と悲鳴をあげながらもモウカの星やマンボウ刺を振舞ってくれた。カウンターで鉢巻き締めて「おい、とみぎ(トウモロコシ)食え!」と差し出しているのはJ1リーグの元社長だ。その傍らでは真打の落語家に向かって「おめ黙ってろ!」と誰かが叫んでいた。流れ弾があちこちから飛んできて大変っス。でもそのしっちゃかめっちゃか感がなんか懐かしい。豪快でフレンドリーなのは気仙沼にいるからでなく、あそこで育てばそうなるのだと思った。口が悪くて上品でないから誤解されるだろうけど。
一次会では畠山美由紀さんの歌の途中、気分の良くなった諸先輩がステージにあがってチークを踊りだしたり、美由紀さんと手をつないだりしていた。これがジョンレノン音楽祭やフジロックだったら一発捕獲だろうに~と思ったけど、同窓会だからね。そんな中でこころよく歌ってくれた美由紀さん、どうもありがとう!それから、初対面の気がしなかったオヤマ日記飴さんが声をかけてくださったり、思いがけない方から「ブログ見てるよ~。seikoさんてあんだのお姉さん?」と言われたり。どうもありがとうございました。
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店米山武を調査してくださった「風待ち研究会」が、日本都市計画家協会特別賞を受賞しました。おめでとうございます。風待ち、板倉、黄金酒街道と、地域の魅力を再発掘して全国へ発信している点が評価されたようです。
手弁当で活動されている風待ちの皆さんに改めて感謝申し上げます。住んでいるわけでもなく、会員でもないけど、うれしいです。
KENJI
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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