奥原しんこ KUUKI発売

奥原しんこの作品集「KUUKI」が12/1発売されます。
hip出版　2100円。

　坂道と魚の町の表紙は奥原しんこの作品。個展で見た瞬間、思わず「あっ」と叫んでしまい、「ヨーロッパの風景みたいでしょ」としてやったり顔の奥原がいた。気になって仕方なくて譲ってもらった。
　この風景は紫さんが通学路の気仙沼小卒業生だったら一目瞭然だと思う。紫神社からみた浜見山駐車場。想い出の一つや二つは必ず詰まっている場所だ。紫神社の薄暗い祭壇を覗いては怖がる。シーソーに何人乗れるか挑戦する。秘密基地をつくる。犬にほえられる。物置に飛び乗る。給食で残した三角パックの牛乳が破れ、ランドセルから牛乳を滴らせながら帰ったこともあった。今思えば、あの狭い場所でよくもあれだけの遊びを考え出していたものだと感心してしまう。
　この絵は今年のクリエイターが作る年賀状の素材集にも選ばれている。幼い頃の原風景が年賀状になって届けられると思うと、ちょっと誇らしい。

KENJI

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Comments

[投稿情報: kyo]

KENJI君こんちはー。いきなりお邪魔しすみませんー。入沢の恭子です。実はたまに拝見してました。
しんこちゃんの紫さん坂の絵に感動しちゃいました。
気小2年くらいの頃、しんこちゃんとよくこの坂を歩いた。
歩いたというか、ランドセルに乗って滑り降りたり、駐車場で寄り道したり。。。この絵を見てるとなんだか涙がでてきそう。。

[投稿情報: KENJI]

kyoさま

　コメント＆ご覧いただきありがとうございます！いきなりなんて気にしないでください！
　雪が積もったら子供天国でしたね。ランドセルをソリにして教科書はビショビショ。皮は水に弱いなんて知らなかったですからね。そのうち引出物を包むビニール風呂敷を持たされた記憶があります。ランドセルの背には白文字の「寿」が…