飽くなき探求 その2
3月7日のふっくらご飯に続いてこれ。竹炭です。
大不作だった1993年、古古米やタイ米に備長炭を入れて炊くと食べやすいという噂が広まりました。でも古古米はやっぱり古古米で、ましてやタイ米は種類が違います。どちらも味が劇的に変わることはなく、翌年の豊作で忘れ去られてしまいました。
使い続けてみると備長炭よりも竹炭の方が硬く、平べったいので使いやすい。味が変わるというよりご飯が日持ちするようになりました。炭には木の組織がそのまま残り、無数の小さな穴に吸着する性質があるので、余分な糠や雑菌を吸着してくれるのでしょう。大助かりです。
しかし、どんなに便利グッズを投入しようとも、おいしいご飯の基本は今も昔も変わらないようです。
(1)できれば精米したて、米粒が酸化していないもの
(2)余分な糠はできる限り取り除く
(3)芯まで吸水させる
(4)はじめチョロチョロ中パッパ赤子泣いても蓋取るな
(5)炊き上がったら汗をかかせない
(6)保温せず、食べる前に温める
かまどで炊く、お櫃に移し変える…先人の知恵は理にかなっています。炭を入れたり、陶器「ふっくらご飯」を入れたりするのは気休めなのかなあと思いつつ、今日もまた探求を続けるのでした。
KENJI
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