お煮〆
今日の祝いの膳に添えるために、昨晩お煮しめを作りました。もとはおせち料理のひとつだったようで、家族仲良く一緒に結ばれるようにとの意味があったそうです。ごぼうは根野菜なので一家の土台がしっかりするように、レンコンは極楽浄土の蓮から、さといもは親いもになると根元に子いもができてくるので、子だくさんの願いを込めてというように、何かしらの意味が含まれていました。我が家のお煮しめは加えて大根、人参、筍、椎茸、昆布、こんにゃく、だしに鶏肉、ささかま、さつま揚げとごった煮状態です。意味を込めるなら、すくすくと健康でお通じのよい関係を、ということでしょうか。一晩じっくりと味を染み込ませます。
我が家では来客や冠婚葬祭、運動会や学芸会の家族で重箱をつつく時の一品として定着しています。材料をそろえて、下ごしらえをして大鍋にドサッと入れてコトコト煮るだけ。下ごしらえに時間はかかりますが、大鍋の底が見えた時にはしめしめ。喜んでいただいたのだなあと嬉しくなります。
料亭のように一定の味が出せたらと思いますが、そこはアバウトに目分量と勘で味付けしています。特別な秘伝なんてありません。ちょこっと愛情?を振りかければネ。
seiko
TBありがとうございます。
いいな、いい雰囲気だなって思って読んでいます。
投稿情報: 柳橋 卓美 | 2005-11-12 14:37
>柳橋さま
どうもありがとうございます。
家族のビデオレターのようなつもりで日々のつれづれを書いています。
これからもよろしくお願いします。
投稿情報: seiko | 2005-11-14 16:26