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2005-11-13

季節のわかれ目

Ryouri_319

 季節のわかれ目は秋と冬の味覚が交差します。寂しいやら、嬉しいやら、そんな気分にさせてくれます。

  サンマ漁も終わりを告げる時期になると、いよいよ冬がやってくるのだなあという気分になります。漁場は常磐から房総沖あたりでしょうか。おすそ分けでいただいたサンマはだいぶ脂が抜けていましたが、刺身、塩焼き、煮付けと今年の漁に感謝しながらいただきました。

 そして鍋の季節を迎えて今晩は秋田の「きりたんぽ」で身も心も温まりました。ゴボウのささがきをどっさり、比内鶏がないので普通の鶏肉、糸こん、これまたどっさりのきのこ類を入れ、きりたんぽと山盛りのセリを入れて勝負あり。秋田出身の方からセリの根っこも入れると聞いて、あのシャキシャキ感も楽しんでいます。だしと鶏の脂がきりたんぼに染み込んで、セリの鮮やかな緑色がさらに食欲をそそります。

 鍋の季節になるとご飯よりもお酒が進んでしまいます。熱燗や焼酎のお湯割りだと一気に体が温まり、たくさん食べたつもりでもすぐお腹が減ってしまいます。さっき食べ終えたばかりなのに、カキや鱈、どんこ(エゾアイナメ)などこれから出回る鍋の具を考えたらまたお腹が空いてきました。

 

seiko

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» ムカゴご飯(日曜日の旨いもの) from My favorite things 私の好きなもの
以前、サンマをたくさん下さった方から、またまたムカゴと海苔を送って頂きました。ムコゴって皆さん、ご存知ですか。全く初物の私は一体どうやって食べるのか、おいしいのだろうかと少々不安。頂いた方に聞いたところ、これはとろろ芋のもので、皮をむく必要などなくて、そのまま使える。さっと洗ってフライパンで乾煎りして塩コショウだけで、またはラップをしてチン!。バターをつけても可。何個かまとめて天ぷら、かき揚げも。むかごご飯は普通にご飯を炊くように研いで水加減は普通、塩,酒を少し入れて一緒に炊き込むだけとのこと。 ... [続きを読む]

コメント

きりたんぽ鍋!!美味しい!!

数十年前に亡くなった、秋田出身のharunoさんが教えてくれました。きりたんぽの作り方。
杉の棒に、普通の炊いたうるち米をつぶしたものを巻きつけ、(本当は囲炉裏であぶり焼き)網の上で転がしながら焼きました。
きりたんぽ鍋のきのこは舞茸だそうです。
そうでなくては味が出ないと教わりました。

まあ今では適当に作っていますが・・・

>のり子さま

きりたんぽ自体を作るなんてすごいですね。
ご飯をつぶしてつなぎに片栗粉を入れて団子にしても良いそうです。今度やってみようと思います。
きりたんぽに入れるきのこは舞茸が多いと美味しいですね。他にしめじや椎茸、エノキなども入れて楽しんでいます。
私が書くとどうしても食べ物が多くなり自分でも可笑しくなります。

むかご、ご馳走様でした。思ったよりずっとおいしくて驚きました。そして植物に詳しい友人に高円寺の町の公園の壁にもあることを教えてもらい、もっとびっくり。普通はどこで取るものなんですか。いいものを教えていただき有難うございました。ご馳走様でした。コメントもたくさん頂いたので、見てくださると嬉しいです。
きりたんぽのお鍋って食べたことがありません。売っているのは見かけるのですが。今度買ってみようかと思います。まずはお礼まで。そちらはおいしいものがいっぱいあって、食欲の秋ですねえ。

>dabadabaxさま
色々作っていただきありがとうございます。
食材そのものの味、ほっくり感が何ともいえませんね。保存に気をつければしばらく持つようです。長野駅で1月に売っていましたから。
むかごについて詳しくは判りませんが、冬枯れの山野に葉っぱが黄色になって目立つのです。その根元を根気よく掘ると自然薯が採れます。やってみましたが難しくって折れてしまってたいへんでした。その場所を覚えておいて次の年の秋にころあいを見てむかごを採ります。
売っているきりたんぽ鍋のセットはたぶんスープ付だと思いますので、一度食べてみて自分で納得いく味に仕上げたらいいと思います。ごぼうのささがき、舞茸、せりが決め手でしょうか、甘め(砂糖が入る)の醤油味っていうところでしょうか。お試しください。秋田の人に、いい加減なこと言うなって叱られるかな?

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