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2005-12-20

湾東を歩くその2

Kogoshio_ohi  気仙沼湾の東側にはお屋敷が多い。道沿いを歩いているだけで3軒くらい新築中の家があったし、本当に慢性的な不景気なのだろうかと思ってしまった。たぶん不景気というより、高度成長期のような活気はないと言った方が正しいのかもしれない。豊かな生活を送っているのが垣間見えて、道路の先には自家用であろう船が係留されている。窓から竿をたらして釣りができそうなくらい海と隣接している家もあった。実写版『釣りバカ日誌』だなあと船で通う浜ちゃんを想像していたら、立派な門構えのお屋敷をみつけた。小々汐大家(こごしおおおい)と呼ばれる旧家だった。

 撮影許可を取ろうと玄関を開けると、梁も柱も黒光りするほど年季が入っている。奥様らしき方が「200年住んでますんで」とおっしゃっていた。おびただしい地震に遭って、チリ地震津波では冠水した。それでもびくともしないのだから、昔の建築技術は侮れない。内部についてはmayamiさんのレポートをどうぞ。

Ohura  途中、神社仏閣を思わせるような家もあった。気仙大工作だろうか。玄関上の屋根にはどんな意味がこめられているのだろう。

KENJI

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コメント

大家、O家は、本当に凄いですよね。築200年、殆ど手を加えていないのですから。 土間の3本の牛持ち柱は、チョウナの跡も美しく、ドンドンドン!と建ってるのは、圧巻です。
http://www.aitaii.com/mayami/tatemono/ogatake.htm
店米山武さんの建物も、気仙沼の港町の風情を伝える素晴らしい歴史的建造物だと思います♪

>mayamiさん
きれいに張り詰めた障子に日光が反射して庭が明るく感じました。中を拝見したのは玄関を開けて15秒足らずでしたが、静粛な雰囲気と風格が伝わってきました。ものすごく手入れが行き届いていると思います。後日、小々汐大家で検索するとmayamiさんのレポートが出てきて拝読させていただきました。今度は事前に予約して内部も見てみたいです。

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