ウルトラ・ダラー
NHKの前ワシントン支局長の手嶋さんが小説を出した。911テロの実況をワシントンから伝えた方、と言えば思い出す方も多いと思う。民放の劇場的なのとは正反対に、錯綜する情報を頭の中で冷静に整理しながら中継するという離れ業をみせた。独特の語り口が人気を博してテッシーと呼ばれたあの方である。
これまでルポルタージュやノンフィクションを手がけた手嶋さんが、今回はインテリジェンス小説に挑戦したという。聞きなれないジャンルだが、インテリジェンスといっても「諜報」「情報」の意味で、事実すれすれまで描いた小説と僕は解釈している。本質に迫ると言った方が正しいのかもしれない。
この中に新橋の料亭で使われているという設定でウィリーさんの器が登場する。今日手に入れたばかりでまだ読んでいない。現実の社会と照らし合わせながら読むとさらに楽しめそうだ。
KENJI
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