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2006-10-15

一宿一飯の恩義

Isshukuippan

 案の定、鉄子は心配されて案内されていた。ご主人から「君たちはずいぶん薄情だと思ったよ」と言われ恐縮するが、家のつくりに目を奪われた。デッキの前を渓流が流れ、その先には線路が見える。天井高4メートルはあろうリビングに、上まで採光窓が広がっている。一方に傾く屋根には芝生が敷かれていた。

 どうやらこの場所が気に入って東京から引っ越し、5年かけてご主人の手で建てているらしく、これから壁の内装をするという。『月刊建築』とか『男の隠れ家』にでてきそうな建物だ。鉄子を拾っていただいた恩義を忘れ、別荘に招かれた気分に酔いしれる。

 いつかこんな家を建ててみたいぞ。室根山麓にしようか、鶴が浦にしようか、妄想ばかりが膨らむ。

KENJI

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コメント

どうも・・ただの旅好きです。
本当に思いがけない出会いで幸せな押角の旅でしたね~~。
レールは場所と場所をつなぐだけではなく,人と人も繋いでくれるんだと実感しました。
また押角にいきましょうね!!
ってその前に「くりでん」が待ってますよ!!

>こまっちょさん
「人と人を繋ぐ」確かに。
いいこと言いますね!
くりでんには、白鳥観察とセットで行きたいと思っております。雪景色のくりでんもいいだろうなあ。

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河原田ライブカメラ

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