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2007-01-19

亥年の珍味・魚編その2

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 ようこそ店米山武へ。昨日やって来たメカブさんとカレイ君です。この辺では「ドレイガレイ」といい、柳カレイや真カレイと違って脂っこいためでしょうか。アブラボウのように、あまり良しとしない部類だそうです。

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 ひっくり返したら、カレイ君は半分食べられていました。おすそ分けの張本人は、

 「刺身でうんめがったぜ~。食ってみらいン」だって。

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 暗い写真で昨夜の残りみたいですが、実際は脂がピカピカを通り越してビガビガ。わさびが効かなくて、醤油に油膜が張るほどの脂。いけますねぇ。

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 そして、京風にいえば「ワカメと炊いたん」です。このカレイの特徴は煮ると身が崩れること、焼くにはひと塩ふって干してからでないとなりません。

 20年ぐらい前、キヨエぴーちゃんとタケズロおじさんの会話。

 「昔覚えにドレイとワカメの煮だやづ食ってみでぇなぁ。」

 「ほんだなぁ、今時あんなの食う奴いねぇもんなぁ。」

 姉弟が80年前の懐かしい味をしみじみ語っていたのを思い出して、うろ覚えながらやってみました。今で計算すると100年前になるんですね。

 あ~あ、今では珍しい食材のひとつですよ。存命中にちゃんと聞いておけばよかった!

seiko

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