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35 posts from 2007年10 月

2007-10-17

ものよりも原体験

Toysrus_timessquare

 ニューヨークへ着いてまず、もうすぐ5歳になるウィリーさんの娘へのおみやげを物色するためにおもちゃ屋へ寄った。2年前、ささいなおもちゃをプレゼントしたらえらい喜びようで、肌身離さず持っていた。それが嬉しくて今回もまたトイザらスへ。wiiやPSP、レゴブロックにバービー人形、子供じゃなくても楽しい。これまで何回も行ったけれど、なぜか泣き叫んだり、石のように固まる子供がいない。駄々をこねないのだろうか。今の子供はそうなのだろうか。これはアメリカだけなのだろうか。疑問が次々に浮かぶ。僕が幼かった頃、丸光デパートでは親子の意地の張り合いの末、しゃっくりが止まらないほど泣き叫ぶ子供をよく見かけたけれど。

 そんなこんな考えているうちに、自分がもらったクリスマスプレゼントを思い出した。年長時にジャイアンツの自転車、小1の時は地球儀だった。どちらも望んでいないものだ。自転車には和泉サイクルのシールが、地球儀はたしか緑屋のシールが貼られていた。どちらも近所にあった。しかもキヨエおっぴいにお礼を言えと強要された。なぜこんなおっぱいの垂れたしわくちゃ婆さんがサンタなのかよく判らなかったし、言われたおっぴいも何のことだかよく判っていない。サンタは夢の世界でなく、現実にあることを悟らされてしまった。いま思うとプレゼントに喜ばない子供なんだもの、与える立場になって自分がいかに可愛げのない子供だったか少し後悔している。

 ウィリーさんの娘は思惑通り「はっ!!」と引きつけを起こしたような声をだした。アルファベット入りのビーズ細工。ほんとささいなものなのだけれど。アルファベットは読めるけどスペルが書けない彼女は、ピンク色のビーズだけ集めてネックレスを作っていた。

 ものを与えた喜びではなく、そういう原体験を与えることができて嬉しいのだと気づいた。

KENJI

2007-10-16

五風十雨、晴耕雨読

Perrochon_shelf

 ペロションさんの工房の棚には各地へ出荷される器が仕分けされていた。その中に世界的デザイナーの名前があって、ギャラリー名なのか個人名なのか聞いた。
「これは個人での注文よ。彼はニューヨーク高島屋で私の作品を見つけてくれて、以来たくさん買ってくださるの。」
 僕も同じ器をもっているので、なんかうれしい。

 結局、動物とたわむれ、器をながめ、飯を食い、寝る。トスカーナで暮らすような感覚で過ごしたら、睡眠と食事で1日の半分以上使ってしまうんだもの、観光なんかしていられない。けれど、それはそれで楽しかった。

Perrochon_horse

 親子かな、この馬は。

Perrochon_cat

 膝に猫が頻繁に乗ってくると思ったら、目黒のさんま祭りではいたチノパンだった。

Perrochon_barinaleica

 ボールを激しく奪い合うバリーナ(左)とライカ(右)。このバリーナがもっとも僕になついた。

Perrochon_barina1

 叩き起こされて眠そうなバリーナ。

Perrochon_barina2

 あくびするバリーナ。

Perrochon_barina3

 ミーシャとバリーナとで山道を散歩。

Perrochon_morning

 朝焼けをゆっくり眺めたのは何年ぶりだろう。

 観光は次回ということで、ペロションさん宅をあとにした。

KENJI

祝 餅まき

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 棟上式はも少し早い段階でやるらしいのですが、諸般の事情で昨日行われました。

 昔ながらの「餅まき」はかなり珍しいそうです。

 脇棟梁さんとfumihideが餅を入れた菰袋(こもぶくろ?)を背負って階段を上っていくところです。

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 カニ歩きで上らないと、思うように行けませんね。

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 約600個くらいをギャラリー?に向け一斉にパァ~ッと何回も。

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「fumihideさ~ん、満遍なくまいてよー!」

 記録係は棟梁さんの息子さんです。誰が一番拾ったか?写ってるかもね(笑)

 某所長さん、ポケットかなり膨らんでたよ~。

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 庭の隅につながれていたコロにも届いて、くわえていました。その後、両足で挟んでご満悦。

 めでたし、めでたし。

seiko

2007-10-15

シイラのやわらかとば

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 「とば」といえば北海道の鮭とばが有名で、シンプル志向の方にはたまらないですね。

 「船の人から貰ったんだけんと、食うすか?」と言われて、現物を見て「これなに~?」って思わず言ってしまいました。「シイラのとばだって。」「ほぉ~???」

 シイラの名前は知っていても、見たことも食べたこともましてや料理したことも(たぶん)ないと思う。わが夫婦、奇食変食興味津々、食べないはずがありません。子供みたいです(笑)。

 シイラはスズキ目シイラ科で魚肉練り製品の原料、塩焼き、フライ、ムニエル、バター焼き、くさやにも使われるとのこと。

 いい塩梅にさっとあぶって、、、いっただきま~した♪

 船の人たちって一番美味しい食べ方してるんだねぇ。見た目で判断しちゃダメだね。食も人も(笑)。

seiko

2007-10-13

また、ひとつ

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 仙台在住の浅井元義さんのスケッチ画「風待ち港の建物」にも登場した佐々木金物店が閉店するそうです。

 KENJIさん、degさん、yokoさん。隣で何十年と飼っている亀のことを、覚えていますか?

 暇つぶしで見物に行って遊んだこと、、、今も2階で生きてるんだってよ。かなり大きくなってるだろうなぁ。

 物静かなおじさんがこの春「去年は雪が多くて雪かきシャベルが売り切れたがら、今年たんまり仕入れだら、、、暖冬でさぁ」と言っていたことや、金具など探しに行くと「こいづが?」って見つけてくれたり、まぁ、我が家の何でも屋さんでした。また、わたしが入院した時は暇つぶしに読めばいいと本を届けてくださったり、、、物知りで学者肌の方ですね。

 何だか追悼文みたいになりましたが、sakichi翁のひとつ後輩で87歳。いたって元気ですが寄る年波に勝てないので思い切って閉めるようです。

 おじさん!十分に本読めて「いがったね。」

seiko

河原田ライブカメラ

BBっといー東北