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2009-01-09

ちょすの境界線

 Mikeさんのコメントで思い出した。「ちょす」の境界はどこにあるのか真剣に考えたことがある。「しずる」と「すっかげる」の境界を考えたときだ。しずるは精神的接触、すっかげるは肉体的接触だとすれば、「ちょす」はなんだろうと。

「彼はスナックでママをしずった」

 酒場の会話程度のからかいで、後腐れのない精神的接触が想像できる。

「彼はスナックでママにすっかげだ」

 口説いたり、小突いたり、軽度の精神的・肉体的接触が想像できる。

「彼はスナックでママをちょした」

 これはやばい。重度の肉体的接触を想像してしまうのは僕だけだろうか。

 さてさて、同じ肉体的接触のすっかげるとちょすの境界はどこか。好意を寄せながら相手に通じない接触が「すっかげる」とすれば、社会通念上触れてはならぬものへの接触が「ちょす」ではないだろうか。ここでは人を例に挙げたが、治りがけのかさぶたや完成間近のジグソーパズルなど、物にも当てはまる。さらに禁止語として使われる場合が多い。そう考えると「分かっちゃいるけど触りたい」ものに対して接触する行為、それが「ちょす」なのだろう。

KENJI

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コメント

どうも「ちょす!」と5段活用の”終止形”で表現すると、何となく淫靡な感じがする。
気仙沼中学校の後輩にあたる家内からは、「それはあんたの品性の問題よ!」と怒られる。
家内いわく、
ちょさない!
ちょします!
ちょす!
ちょすとき!
ちょせば!
ちょせ!
は、気仙沼中学校で立派に教えられたそうだ。
私の品性では、「ちょすな!」以外は、言うのもはばかる表現と思えるのだが。

「ちょすな!」以外は…
ふふふ、確かに…

>Mikeさん

うはは。さすが気仙沼中学校。例がわかりやすいですね。それと意味の受け取り方に男女差があるかもしれません。こないだ「ちょす」を北京語に長けた女性と議論したとき、女性は「触る」、僕は「つまむ」と考えていました。

>baseさん

そうなんですよ、ドキドキしてしまいます。

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