« オレオレ詐欺対策 | メイン | SHAKE SHACK »

2011-02-16

低カロリーは続くか

R0012682

ミシェルオバマ大統領夫人が子どもの肥満撲滅キャンペーンの陣頭指揮をとっています。それに呼応して、あちこちで低カロリーの商品が売り出されるようになりました。以前から低カロリーをうたった商品があふれてはいますが、幼少時の食習慣を見直して肥満解消、ひいては医療費抑制を目指しているとのこと。ウォルマートでは安価な野菜が、マクドナルドではオートミールがメニューに盛り込まれるなど花盛り。

レッツ・ムーブ (オバマ夫人の食育運動)

オバマ夫人が特に力を入れたのが学校給食の改善。全米の高校生以下の児童・生徒約5772万人のうち3100万人が昼食を、1100万人が朝食を学校給食で食べています。朝食も学校で摂ることにえっ?と思いましたが、食べないよりはましかも。で、塩分と脂肪分の多いフライドポテトを減らしたり、カロリーの上限と下限を決めたり、給食の栄養基準を改めたそうです。これを意識して、巻き寿司をだす学校もあるんだとか。朝か昼か分からないけれど、寿司をだすとはいなせだねぇ!

そんなことを思っていたら、英ガーディアン紙にサメ漁の糾弾記事が出たという。冗談じゃない。バカも休み休み言えっつうんだ。使っているのはヒレだけじゃないんだぞ。ちゃんと余すところなく使っているし、感謝を込めて魚の慰霊祭もやっている。歴史的背景や精神性を無視して、市場で血みどろになったサメだけを写して世論に訴える手法にどうも違和感を覚えます。ちょっと浅はかではありませんかね。

生態系の破壊だとか種の絶滅を主眼に置いているようだけれど、人工的に増やす牧畜は善で、漁獲は悪かと問われたら、そうでもないように思いますが。むしろ生態系を破壊しているのは森を牧草地にして、砂漠化させてしまった牧畜も考えなければならないでしょう。

なーんて、余計なことを書いてしまいました。

子どもの肥満解消運動について書くつもりが、あらぬ方向へ行ってしまいました。

  1. まず、記事を書いた東京特派員のジャスティン・マッカリー氏の姓からみて、ご先祖はアイルランドかスコットランド系でしょうね。Mcは「誰だれの息子」という接頭辞だし、カレーつうこうとはご先祖はインド系なのかも。

  2. 写真を提供したジェレミー・サットン・ヒバート氏はスコットランド生まれで東京在住の写真家。グリーンピースの活動に同行するなど、環境問題に関する写真も撮っているカメラマン。

  3. ガーディアン紙の「環境面」で取り扱っていること。日本の新聞と違って欧米の新聞は、政治、経済、スポーツ、文化という風に小分けされているので、ガーディアンがどうなっているか知りませんが、おそらく政治面でなく「環境面」に掲載されたものなのでしょう。

  4. そのほか、ブルームバーグにもこんな記事が。
    Shark’s Fin Comes Off Menu as Cruelty Campaign Sways U.K. Chefs

社会現象を起こすようなインパクトのある記事ではありませんが、それが日本で報道されることで事が大きくなったのかもしれません。それよりも、サメを保護しようとするプロパガンダが世界中に流布されていることが問題でしょう。

気仙沼が一地方であるからと卑下することなく、国際世論にきちんと主張する手段を持つ時が来たのかもしれません。言われっぱなしじゃあ、なんだかね。

よしっ。ホワイトハウス前で「Shark fishery is my fortune!(サメ漁は僕の大切な財産です)」ってプラカードあげてくっかなあ(笑)。でもなあ、一人じゃなあ。ぜんぜんデモに見えないし、絵的にニュースバリューもないし。

 

KENJI

コメント

ふかバーガー、そちらのお国の方々と仲良く食べてみたいッス。

ドリンクは大好きなコカ・コーラzeroで低カロリーに(^^)v

全ての事象に神が宿ると考える日本の土着信仰の根源は自然崇拝です。
故に、鯨にしろ先日来のイルカにしろ、有り難いと思う気持ちをけっして失くす事がないのが日本文化なのです。
こういうことを言い出す外国人は、民度が低いと言うか、はっきり言えば稚拙で低脳なくせに声だけはデカイんですよねー。
むやみやたらに物を消費することで生活が豊かになったと妄信して、「もったいない」と言う観念の希薄な欧米人が何をかいわんやですわ。
とは言え、この件で一番槍玉に挙げられそうなのは我が町「気仙沼」ですね。
事と次第によっては我々も行動を起こしましょうかね。

 気仙沼の人間は、そして日本人は、他の生命を頂くことに対して、常に感謝しているのだ、ということを広く知っていただく必要があるでしょうね。

>ハマーさん

日本発の照焼やチキンナゲットみたいにふかバーガーも仲間入りでぎっぺが。

>KABOさん
絶滅危惧種だから、と誰もが反論しにくい点を槍玉にあげるんでしょうね。イギリスでは300年前にオオカミが絶滅しました。その反省からなのでしょうか。魚の生態に関しては未解明の部分が多いし、イワシのように資源変動が激しい魚種もありますし。地上と違って個体数を数えられないのが痛いです。鯨なんか増え過ぎて、逆に小魚が捕食されて減っているという説もあります。獲りすぎ、獲らなすぎ、どっちに振れても良くないのだと思いました。
>事と次第によっては我々も
んでKABOさんもプラカード持って…(笑)


>baseさん
日本には古来からすべてのものに神が宿るという思想が根づいていますし、森羅万象への感謝がやがて他者への配慮に通じるんだと思います。あるがままの姿、それが「自然」なのかもしれません。

この記事へのコメントは終了しました。

河原田ライブカメラ

BBっといー東北