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お墓への道すがら、彼岸花(別名曼珠沙華)が咲いていました。
いっぱい咲く年もありますが、今年はどういうわけか花数が少ないのです。日照りのせい?それとも台風のせいでしょうか。彼岸花とはうって変わって、人は混み合っているように感じました。
「うちは南無阿弥陀仏だけど、ゆーやんのとこは南無妙法蓮華経だったよね」
「そうだなぁ。天台宗と日蓮宗の違いだな~」
山道を歩きながら、他愛ないことをおしゃべりしたり、犠牲になった方々を思い出したり。
こちらは栗おこわとなす炒り。
インゲンの胡麻和え、お葛あん。精進料理を仏前に供えて、ご先祖様や震災での犠牲者に想いを馳せました。
暑さ寒さも彼岸まで、、、体に気をつけてちょこっとづつ頑張ろう。
seiko
明日の天気は曇り時々晴れ、予想最高気温33度。今日、気仙沼港にサンマが水揚げされた。
今年は例年以上に盛り上がりそうだ。目黒側の焼き手ボランティアが120人、いつもより多い。気仙沼からも90名やってくる。日の丸自動車学校そばの小さな公園で始まったささやかな催しが、今では目黒の秋の風物詩になった。
それが今年は応援と感謝の交差点になりそうで、両方を知る僕はいつまで泣かないでいられるか心配だ。気仙沼側のみなさんが、何もかも流された中での続行をよくぞ決断したと思う。4月、中目黒での募金を手伝ったとき、実行委員会のおばさんは震災直後連絡がつかなくてやきもきしたと涙声で語ってくれた。見知らぬ人が「いつもおいしいサンマをありがとう」と言って募金してくれた。目黒からの義援金は1億円を超えた。物資支援は数知れず。
お礼と言うには粗末すぎるけど、例年以上に感謝を込めてさんま焼きの後方支援につとめようと思う。
ひとり勝手に感極まらぬよう、がんばります。
東京−気仙沼 復興の願い込め サンマ5000匹を提供 (東京新聞 2011年9月16日)
KENJI
東日本大震災からはや半年、多くに方々に支えられてここまで来ました。ありがとうございます。
魚町の店米山武は倒壊の恐れがあって、かろうじて鉄パイプが支えています。少しずつ引き揚げた家財も8月半ばには片付いて、そのままでした。
「米屋にカボチャっぽい葉っぱあったよ!」
と言われて久しいのですが、確認はしていませんでした。
行ってみたら、、、ちゃ~んと花が咲いています。さて、大きなカボチャは生るのでしょうか?
これは、たぶんジャガイモ。
コンクリートの割れ目や側溝からニョキニョキ伸びています。
これから秋を迎えるというのに、花が咲いて、、、ちゃんとジャガイモに育つんでしょうか。壊れたけれど軒先に守られて、何とかなってほしいですね!
思わず口ずさんだのは、
♪根性!根性!ど根性〜♪(笑)
片付いたとはいえ3月11日を物語る店米山武。界隈もまだまだ手つかずで、いいのか悪いのか、ちょっと考え込んでしまうこの頃。
根性もんの野菜に負けずにがんばろう!
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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