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2007-10-20

わたしはチーズ屋さん♪

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 「こんにちは~、宅急便です。」

 「あ、どうも。ご苦労さん、重かったすぺ。」 

 「とごろでこいづ何っさ?半端ないっすよ。」って宅急便のお兄さん。

 チーズの王様パルミジャーノ・レッジャーノの原木が届いてしまった。ダンボールの中にゴロっと鎮座しています。

 なんぼなんでも、わたしには荷が重過ぎる~。

 何せ37キロもあるんだもんねぇ。重さもさることながら、、、小分けするにはどこから手を出してよいものやら。なじょにすっぺや~(困)。切り方や保存方法の検索から始めねば、、、。

 開ける前からチーズ独特の香ばしさがプンプン!食欲に誘われて頑張ってやってみよう。だけど、やっぱり勘弁してよKENJI!!punch「おみやげにチーズ丸ごと送りますから、イタリアを体感してください。たぶん、イタリアでも専門店で切ると思います。切り方知りません。包丁、ノミ、のこぎり、だめならナタで試してみてください。」ときた。

 決算で忙しいのに手間ひま掛けさせて、、、まったく。

seiko

2007-10-15

シイラのやわらかとば

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 「とば」といえば北海道の鮭とばが有名で、シンプル志向の方にはたまらないですね。

 「船の人から貰ったんだけんと、食うすか?」と言われて、現物を見て「これなに~?」って思わず言ってしまいました。「シイラのとばだって。」「ほぉ~???」

 シイラの名前は知っていても、見たことも食べたこともましてや料理したことも(たぶん)ないと思う。わが夫婦、奇食変食興味津々、食べないはずがありません。子供みたいです(笑)。

 シイラはスズキ目シイラ科で魚肉練り製品の原料、塩焼き、フライ、ムニエル、バター焼き、くさやにも使われるとのこと。

 いい塩梅にさっとあぶって、、、いっただきま~した♪

 船の人たちって一番美味しい食べ方してるんだねぇ。見た目で判断しちゃダメだね。食も人も(笑)。

seiko

2007-10-10

豊かな食は

Perrochon_lunch
 

 昼食も長かった。いま料理してると聞いて1時間半。フレデリックの奥さんがシーツを干し始めたと思ったらテーブルクロスだった。毎昼こうなのか聞いたら、天気の良い日はテラスで食事するという。ミラネーゼリゾットにトマトときゅうりのサラダ、豚肉のオーブン焼き。ワインを飲みながらまたも会話が止まらない。何を話しているか分からないけど楽しい。しかもデザートとエスプレッソまでついてきた。2時半に始まった食事が終わったのは4時。長っ。

 そして今晩は友人宅でパーティーがあるという。どうも友人の子息が洗礼を受けたか何かでお祝いがあるらしく、僕も参加させてもらった。

 麓の友人宅には既に30人以上集まっていた。子供から大人まで、なんとまあひっきりなしにやってくること。とりあえず「チャオ(やあ)」「ビーノ(ワイン)」「グラツィエ(ありがとう)」の3語でなんとかなった。片隅に固められたテーブルには、さんま20尾は入るトレーがずらりと並び、そこには数種のラザニアやティラミスがどーんと。やれ食えそれ食えと親戚のおばちゃんみたいに次から次へとすすめられる。おばちゃんの勧めたがりは万国共通だと思った。隣では僕と同じ年頃の男性が婆さんにウィンクしたら、婆さんも皺を目一杯寄せたウィンクでこたえていた。その風景に吹き出してしまったら、婆さんは僕に話しかけてきた。通訳すると「私には7人の子供がいるの。その一人よ。」ということだった。なんだ、そうなのか。ここに集まっているほとんどは家族なのか。親子でウィンクし合うなんて僕にはできない。

 ペロションさん宅にしても、友人宅にしても、食が豊かというより人間性が豊かだ。どちらが欠けてもだめなんだろうなと思った。

 豊かな食は人にあり。
 スローな食は家族にあり。
 ふるさとにうまい酒あり(男山)。

KENJI

2007-10-07

ぼっぽらぼーっとスローフード

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 フィレンツェから急行で40分、そこから車で20分、さらに未舗装の山道を3km、クリスチャンヌ・ペロションさんのお宅にお邪魔させていただいている。ペロションさんの家はアグリツーリズモとして一部屋を貸し出していて、日本でいうグリーンツーリズム、民泊といったところだ。トスカーナらしい赤瓦で石造りの小部屋を借り、ペロションさんの家族と食事を共にしている。

 夕方、息子のフレデリックが夕飯を支度するという。待つこと三時間。待ちくたびれて僕は寝てしまった。ペロションさん、夫、息子夫婦と孫たち、娘、アシスタント夫妻と娘、僕を含めて11人での食事。それに犬3匹と猫3匹。トスカーナの山中とは思えない賑やかな食卓だった。みなイタリア語なので何を話しているか分からない。ペロションさんの旦那が英語で通訳してくれる。ジーンズの穴はアリかナシかで30分話していると思ったら、結婚式の風習の違いを話している。日本と同じようにイタリア国内でも違うらしく、ナポリはどうだ、ベネチアはどうだ、東ヨーロッパだともっと違う、みたいなことを話していたらしい。準備に3時間、食事に30分、食後の会話に1時間。合計4時間半。それぞれ散った後も会話が続いている。

 スローフードの本場で感じたのは、それが日常であって何もおしなべてアピールすることでもないんだなと。スローフード運動が提唱する地産地消や手作りは縁辺であって、本質ではない。キャンティ地方だもの、そりゃキャンティ産のワインを飲む。近くに牛がいるから仔牛をオーブンで焼く。ロハスやマクロビオティックのように、何が何でも有機野菜をということでもない。スローフードの本質はそこにあるものを楽しむことだと思った。それに食卓を囲んでする素朴で他愛もない会話。僕にはイタリア語が気仙沼弁のボッポラボーットとしか聞こえなかったけど。

KENJI

2007-10-01

金目鯛です

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 金目鯛を「荒炊き」にしました。気仙沼に水揚げされたのではなくて、送られたけど食べきれないからとO氏からいただいたのです。

 この辺ではなじみが薄い金目鯛。赤い魚といえば主に吉次、目抜けでしょうか。脂っこくて、煮付けにしたら何ともいえない美味しさです。でも高くてなかなか手が出ませんよ~。せっかくの頂き物、一緒にご飯をとO氏に電話してみましたが、、、携帯は繋がりませんでした(悲)。

 しみじみというのか、みんな無言で黙々と、というのか、そんな言い方だと上品に見えますね。実際は小骨についてるゼラチン質までチューチュー吸って、夢中になっていたわけです。

 身はどうしたのって、、、もう食べちゃった、、、Oさんごめんなさ~い!

seiko

河原田ライブカメラ

BBっといー東北