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2007-05-03

気仙沼街道を歩く

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 徒歩が脳の処理速度に最適な気がする。つい200年前まで主な移動手段は徒歩だったことを思えば、世の中便利になったと思う反面、人間の能力はその速度に追いついていないようにも思う。

 高速走行中の新幹線から外のにおいはかげないし、眺めることはできても次々と風景が変わっていく。車もそうかもしれない。五感にふれるにはやっぱり歩くしかないとの結論に達し、気仙沼まで歩いて帰ると決めた。といっても、東京から500キロ。いくら俊足でも10日はかかるので、暇を見つけて少しずつ歩いてみることにした。

 最初の目標は気仙沼街道走破。いまの国道284号線とほぼ同じ。気仙沼から千厩を抜けて薄衣へ、北上大橋を越えたら花泉へ向かう道。色々調べてみると室根山への参詣道としての役割があったり、交易路としての役割があったり。その辺は後で書くとして、とにかくどんな道にも歴史やドラマがある。誰かが歩き始めたり、つくらなければ道はできないんだもの。今では重機で整備できるけど、昔はすべて人力だったろうし、橋ひとつ掛けるのだって一大事業だったに違いない。すごいよね道って。

 なんて想いをめぐらせているうちに、むかし読んだ十返舎一九の『東海道中膝栗毛』や司馬遼太郎の『街道をゆく』を思い出して、話がまとまらなくなってきた。いかんいかん、道を語らせれば一家言あると思っていたのに。

 何を言いたいのか分からない文章になるかもしれませんが、要は散歩記録です。よろしくおつきあいください。最初からそう書けば良かったー!

KENJI

 

2007-02-14

東京タワー

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 同級生一行が上京してきた。「なんかさ、みんなでのぼんのがいいっちゃ」と、幹事がどうしてもと選んだのが東京タワー。集団でのぼるなんて中学の修学旅行以来だ。望遠鏡を顔で遮ってみたり、ガラスの床でジャンプしてみたり、中学生当時と変わらないバカさ加減。これがヒルズ展望台だったらすまして眺めていたかもしれない。僕は最初、高い所なら他にもあるのにと思ったけれど、幹事が求めていたのは眺望ではなく、思い出の再確認だったのだろう。18年前の自分を思い出してこっ恥ずかしくなったり、懐かしくなったり。中坊のケンジ君に今の状況を何と語りかけようか。おかげさんで幸せに暮らしてますよ〜ってところかな、ハハ。なんて想像を地上150mで。

 江國版でも、リリー版でもない私家版東京タワーを見つけた気がした。

KENJI

2006-12-12

経験の共有

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 コロンビア大学でガンの基礎研究を続ける高校の先輩、Hさんと飲みに行き、もっぱら気仙沼ネタで盛り上がる。気高が鼎が浦と合併しただの、気小の入学児童がいずれ19人になるだの、足跡が同じだから一から説明しなくても話題が進む。そのスピード感がなんとも心地いい。

 高校の話題を切り出すとき、体育教師ギッコと応援練習の話をするとだいたいの先輩方と通じる。というのもみな通ってきた道だから。勤続40年のギッコ先生に教わったOBは多く、初授業は毎年同じ。受身をとって車に轢かれなかったという自慢話なのか漫談なのか分からない話を聞かされる。それを話すと「んだんだ~」と話が広がる。応援練習は入学後の通過儀礼のようなもので、歌えないと一年格という体罰が応援団からくだされた。砂利の上に正座させられただの、スクワットめいたことさせられただの、俺らの時はこうだったと花が咲く。

 経験の共有。学校にはそういう作用もあるのだと思った。

KENJI

2006-12-11

とめしとよま(登米市登米)

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 昨日の続きです。尋常小学校の事務室前にはサザエさんの絵がありました。一家で旅行するスペシャルで取り上げてもらったそうです。

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 これらは登米(とよま)町にある教育資料館です。もともと尋常高等小学校で、明治21年建築、当時の洋風学校建築を代表するものだそうです。明治以降の教育史、各時代の教科書、懐かしい再現教室等展示してありました。

 学校と思うだけで何だか今でも緊張する、そんな時間でした。

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 そして、明治22年に建てられ昭和43年まで登米警察署として使われていた建物もありました。こちらは警察資料館です。文明開化から富国強兵の時代、江戸時代とは違うことを形で表したのでしょうか。明治時代の進取の精神を感じました。

seiko

2006-12-10

クリスマス

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 金曜日からNYです。マンハッタンはクリスマス一色。聞けばこの時期、海外より国内からの観光客でごった返すという。スーツを着ていると頻繁に道をたずねられて、見るからにアジア人の僕でも、なんちゃってニューヨーカーに浸れるのでちょっとうれしい。

 写真はロックフェラーセンターのツリー。人であふれていた。

KENJI

河原田ライブカメラ

BBっといー東北