スローな食に、スローな家。

早春の森

　茂木建設さんのブログ「自然の中に暮らす」は気仙沼の自然がイラストや写真で紹介されていて、読むと気持ちがなごんできます。こないだ載っていたマンサクの絵がとても可愛くて、わたしもマンサク探しに出かけてみました。

　春の訪れを知らせるかのようにいち早く咲く＝まず咲く＝まんず咲く、だからマンサク。面白い由来ですね。

　そのマンサクさん、あちこち探しても見つかりません。少し焦りだして、見つかった時には「あった！」と心の中で叫んでしまいました。黒や茶色に覆われる早春の雑木林で、黄色い花びらがひときわ目立っています。だんだん「春が来ましたよ」っていうお知らせランプに見えてきて、名前の由来にな〜るほど。

　こちらはコナラの枝先に山繭です。天蚕（てんさん）と言うようですね。本当はもう少し緑色がかっているそうですが、わたしが出会ったのは越冬したせいか少し色あせていました。ヤママユガの繭。ネットで調べたら、まゆの絹糸で織物が出来るようです。また一つ勉強しました。

　織物にするには、まずはたくさん集めて、かなりの手間がかかるんだろうなぁ、、、と思ったら本当に気が遠くなりました。（笑）

seiko

キモー！？

　見た目と食感が「フォアグラみたい」と言っても、フォアグラ自体食べたことがないので、真偽のほどは分かりません。

　実はこれ、真鱈の肝臓です。

　友人から聞きかじってきたfumihideが「塩ふって、蒸すんだが茹でんだが言ってだなぁ」と指南。どっちなんでしょう？（笑）まぁ、蒸す方が素の味を楽しめそうなので、塩と香辛料を振って、中火で15分位蒸してみました。

　これが現物です。

　肝だけにキモいです。

　でも、すっご～く脂っこくて「うんま～い！」と言わずにはいられないのですよ。ふるふるとして、舌の上でとろける感じです。ネットで調べたら、真鱈は足が早いので獲れてすぐ食べないとならないのと、ムニエルや天ぷらもいけるそうで、小麦粉まぶしてバターで焼いて、レモンをたらしたら最高かもしれません。

　と、かく言うわたしの肝臓がフォアグラになった（笑）かも。

　さぁて、今週もがんばりましょう！

seiko

一折入魂

「指先の運動に作ったのよ」

　とても綺麗な花のくす玉をいただきました。

　先日、eikoばあちゃんが『振り込め詐欺に遭わないために』という講話を聞きに行った時、隣り合わせた知人が何かを折りながら聞いていたそうです。何をしているのか聞いたら、脳梗塞になって、少しでも指を動かすために折り紙してるとか。

　まさか、それが形を変えて、、、写真のようになってくるとは思わねがった～、とeikoばあちゃん。

　折り紙５つで１パーツ、それが12個集まって玉になっています。コツコツと一折入魂の様子が目に浮かんできます。

　折り紙も奥が深いですねぇ。やってみようかなぁって思っても、鶴しか折れないわたし。

　新たに挑戦しようか、悩んでいます。

seiko

ばっけと葉ワサビと雁月

　さっとちゃんが家に帰って「おばちゃんが言ってたよ。ばっけ来ないなぁって」と話してくれたおかげで、開きかけの丁度いいのがどっさり届きました。

　このところ寒かったり、年度末の雑用に追われたり、、、野山散策がままならなかったので、届いた時は嬉しかったですね。早速、お昼に天ぷら蕎麦とばっけ味噌にして、苦みばしった味に春を感じました。

「そうだ！葉わさびはどうなってるだろう？」

　数年前、庭に植えたのを覗きに。

　枯れ草を除いてみると、ちゃぁ～んと元気な葉っぱが顔を出しました。本当なら清流がいいのでしょうが、勝手に畑わさびにしてしまって、、、可哀相ですかねぇ。

　のどから鼻に抜ける辛さが病みつきになる「葉わさび漬け」も間もなくですね。

　そして、久しぶりの「雁月」。

　胡桃のかわりに砕いたスライスアーモンドと白ゴマをトッピングしました。

　何の脈絡も無いけど、、、春は確実に近づいています。

seiko

ウナギは回遊魚

　

ウナギが回遊魚だと初めて知った。しかも、北マリアナ海域で産卵して、黒潮に乗って日本へやって来るのだとか。2000kmですよ、2000km！つうことは気仙沼の奥座敷で捕獲されたこのウナギも2000km旅してきたということでしょうか。

　ウナギ恐るべし。天然物に出会ったら、労をねぎらって平らげたい。

KENJI