『正絹帯揚げ手染め講習会』が市民会館であります。着物をまったく知らない僕は正絹?帯揚げ?何も分かっていない。因数分解すると正絹・帯揚げ・手染め・講習会というわけで。まあ、自分で帯揚げを染めるのだそうです。主催は神山の京染たかはしさん、講師はナ、ナント!着物作家こと影山のり子さんと、BOOこと森尾真理子さん。当ブログによくコメントをいただいているお二方です。
影山さんはもともと南町っ子。小6で仙台へ引っ越し、東京芸大を卒業後和服作家に。藤崎や高島屋などの百貨店で個展を開き、来年だったか今年だったか山形芸術工科大でも教えるとか。森尾さんは女子美大を卒業後、影山さんに師事。ホテルエントランスや室内の絨毯デザインや染色教室の講師をしています。気仙沼とゆかりの深い方々ですから、きっと和気あいあいな雰囲気で開かれることでしょう。というわけで、ご興味ある方はぜひぜひ。
日時:2009年4月19日(日)
10:00〜 絞りの部
13:30〜 シルクスクリーンの部
場所:気仙沼市民会館 2F配膳室
講師:影山のり子・森尾真理子
受講料:3,500円(材料費込)
お申し込み・お問い合わせ:
京染 たかはし
TEL: 0226-23-1457
FAX: 0226-23-3206
KENJI
妹の名がSEIKOだと思っていた同級生からの話。SEIKO本人に、
「ブログ見てます。最近SEIKO頑張っているねえ!」
SEIKOはわたしだよと言われて赤面したそうな。
KENJI
「草付け馬っこ」の意味をご存知の方、教えていただけませんか?
というのも昨晩いとこから「気仙沼ではポピュラーだよね?」とメールがきましたが、どうも覚えていないのです。母の実家へ持参した土産を自ら食したとき、婆さんが「草付け馬っこだなや〜」と言ったとか。
うぅむ、何だろう。
KENJI
着物作家さん、BOOさんのグループ展に行った。写真はBOOさん作の辻が花染め。こないだアトリエで染色作業をのぞいていたので、へぇ〜、こういう風になるものだと遠目近目で見たり左右から眺めたり。白生地を苗色に染めて、そこに黄色の染料でとくさ色とでも言うのだろうか、ニュアンスのある色になっていた。聞けば染め上がるまで数ヶ月3年近く要したという。
調べてみると模様を描いて、輪郭に縫い目を入れて、絞る。それをただひたすら繰り返すという気の遠くなる作業だ。何個絞ったのか聞いたら「わからない」とのこと。縫い目にムラがあるとシミになったり、きつく絞らないと染め作業中に外れてしまう。僕は着物の価値は生地や絵柄にあると思っていたが、こういう手作業による緊張感と一発勝負にこそ価値があると思った。
これは染め作業中のBOOさん。生地を右へ左へ丁寧にたぐり寄せていた。これが上の写真のようになるんだもの。すごいです。
KENJI
と書いてアップしたところで、着物作家さんから指摘を受ける。これは苗色の生地ではなく、白生地から始めたそうで、3年を要したという。ややややや、染色は根気と根性だと思った。
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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