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2004-11-04

芸術の秋part3:ウィリー・シングルトン作陶展

kempton2kempton ウィリーさんの個展が始まる。
[広島]11月18日(木)〜20日(日)13:00〜22:00。エムズグロォウン。
[東京]11月4日〜11日(木)12:00〜19:00、無休。港区虎ノ門、ギャラリー樋口文庫にて。入場無料。作家本人もいますので、ぜひぜひ。

 左の写真はウィリーさんの自宅前の道路で、早稲谷の風景とそっくり。けど、れっきとしたアメリカ。ニューヨークから真西に約200キロ、ペンシルバニア州ケンプトン村にあるウィリーさんの窯は、古きよきアメリカを彷彿とさせるような、のどかな景色が続き、夜になると自分の脈が聞こえるほどの静寂に包まれる。
 「3週間前、僕の窯にとんでもないのがやってきました。」と、たどたどしい日本語でウィリーさんが語る。僕はてっきり熊でも山から下りてきたのかと思いながら聞いていた。
 かいつまんで言うとこうだ。
 3週間前、窯焚きをしていた時、道路にある小さな看板を見て、夫婦がふらっとやってきた。
 その紳士は新聞で見かけたような顔だったので「あなた、ゲッパードさんに似ていますね」と言ったら、「私は本物のゲッパードです」との返事が。彼は今回の大統領予備選に出馬した民主党のリチャード・ゲッパードだったのだ。民主党の大統領候補に最後まで残った4人のうちの一人である。
 リチャード・ゲッパードといえば80年代、日米貿易摩擦が激しかった頃、ゲッパード法と呼ばれる反日法案を掲げた男である。ゲッパードの支持基盤は労組だから、高い失業率に悩まされていた当時のアメリカで、彼がとった行動は国益に適っていたのかもしれない。それから十数年、ジャパン・バッシングの急先鋒だったゲッパードが、アメリカでも日本の伝統的な窯法で焼く作家を目の当たりにして、どんな感情を抱いたのだろう。
 ステレオタイプのアメリカ人は、利己的で、プラグマティックで、自己主張が激しく、攻撃的とイメージされるが、これほど無意味なことはない。ウィリーさんの作品を眺めていると、国家なんてただの枠組みにしか過ぎないと感じてしまう。日本人だろうが、アメリカ人だろうが、人間のもつ感情には大差ないような気がする。
 右の写真は益子式登り窯。1万個近いレンガを積んで、自ら建造した。

KENJI
 

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» 陶芸展へのお誘い from My favorite things 私の好きなもの
友人から陶芸展の誘いを受けました。米国ペンシルバニア州で自ら登り窯を建造し、藁やとうもろこしの灰を釉薬に、薪の力だけで焼くというウィリー シングルトンさんです。... [続きを読む]

コメント

本日午後に伺います。

今日は捨て子の面倒を視ている 3歳ぐらいでおかつぱ 色白い 愛嬌のある丸い鼻 積み木遊びで出来上がりをくずすとかんしゃくを起し もう遊んでやらない ママにいいます とすごむ すなばで自分より大きい山は足で壊し知らん振り ぶらんこは 限界近く大きく押す おたふくかぜ つかれた 

コメントありがとうございました。もしかしてウィリーさんのご自宅まで行かれたことがあるのですか?NYの喧騒とは正反対の静謐とした場所なんでしょうね。極貧の生活なのよってエツコさんはおっしゃっていらっしゃいましたが、そのような中からあの素晴らしい作品が生まれるのですね。TBってやったことがないのですが、トライしています。

TBできたようです。そちらからウィリーさんの二つの記事を私のブログにTBしていただけないでしょうか。是非みなさんに呼んで頂きたいので。。。よろしくお願い致します。

dabadabaxさま、TBありがとうございました。こちらの記事もTBしました。

この時期我が家では片口の器には、里芋の煮っ転がしだったり、大根といかの(腑入り)煮が盛られたりします。
春先は大皿(SLAB PLATE)にたらっぽ、こごみ、ばっけ、あぶらっぽ、などの天ぷらを盛って楽しんでいます。太平洋を越えた器と地産地消、、、スゴイですね!

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河原田ライブカメラ

BBっといー東北