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遅ればせながら小正月のもち花です。もち花は全国的な呼び名で、この辺ではまゆ玉と呼んでいます(追記)。去年記事にしたので、、、とためらっていたら「こんなに枝の大きいもち花なかなかないよー。ネットに載せらいん!」と促されて再登場です。
市販のもち花は、モナカ種のもち米でつくったまゆ玉が主流で、モナカの皮のように軽くて扱いやすくなっています。それに対して我が家のお手製は、素人が餅を丸めてくっつけているので不恰好で大きさもまちまちです。去年のは重さに耐え切れなくてまゆ玉がびろーんと伸びてしまいました。そんな反省を踏まえて作ったんですけど、、、それでも大きかったかもしれません。
昔、小正月は「おんなの正月」と言ったそうです。年末年始、女性は大忙しだったので小正月にゆっくり休んだのでしょうね。eikoばあちゃんとchikakoおばちゃんに、いつ頃まで小正月を盛大に催したか訊いたら二人とも「さぁ~」だって。昭和ひとけた世代でもうろ覚えですから、戦後すたれた行事のひとつなんでしょうね。そういうことは民俗学者にでも聞かないと解らない時代になっちゃったかな。
seiko
南町・紫神社でどんと祭がありました。このところの寒さも一段落したのか、日中は根雪が解けそうなほど気温が上がりました。そんな中でのお祭りですから、足元は田んぼ状態でしたが、多くの人でにぎわっていました。無病息災、家内安全、五穀豊穣を祈りながら、、、お参りしてきました。
そして今年は階段に竹灯篭が灯っていました。竹を斜めに切ってロウソクをともし、風よけにペットボトルをうまい具合にはめ込んでありました。目黒のさんま祭りでご一緒する臼杵市には、竹宵祭りという竹灯篭を飾るイベントがあるそうです。実際に見たことはありませんが、行った気分になって階段を眺めてしまいました。
南町青年会のみなさん、ご苦労様でした。
seiko
ジュウネンとはえごまのこの辺での呼び名です。たんぱく質や脂質が豊富だそうで、胡麻のような種子を摺って和え物に使ったりします。今日は小牛田名物、じゅうねん汁を久しぶりにつくってみました。
けんちん汁のように大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、摺ったジュウネンを少量の油で炒めます。そこにだし汁を足して煮ること15分、豆腐、ネギをいれて最後に醤油で味をととのえます。
さっぱりした植物の脂肪分に、シソのような香り、とろっとした食感が寒い日にぴったりです。昔の人たちはこうやって体を温めていたのかと思うと、何だか心も温かくなったような気分になりました。これで、じゅうねん長生き出来るかな、なんてね。
seiko
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文化財保護・芸術研究助成財団
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