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2006-02-14

猫に小判、私に骨董品

Tokyo_046  昨日の続きです。都心にある神社の境内で骨董市が開かれていました。何せ骨董市を覗いたのは初めてで驚きの連続です。鉄瓶やら日本刀やら、骨董品と呼ばれそうなものから、瓶に入ったペプシとかお神輿とか、「これも骨董?」と首をかしげたくなるようなものまで無造作に並べてありました。へぇ~世の中にあるものみんな骨董品になるんだと、考えれば考えるほど解らなくなってしまいました。

 いつの年代のか分かりませんが、有田焼のお猪口がありました。すこしホコリがかって骨董品らしさを醸しだしています。同じ柄があるか聞いたら、店の主は「客(同じ柄)で探しちゃいけないよ。気に入った柄を集めるのがいいんだ。」とおっしゃっていました。高いか安いかはそれぞれの価値観ですが、一客6000円はちょっと手がでないなぁ。

Utuwa_007 戻ってeikoばーちゃんにこの話をしたら、むかしのお猪口を大切にしまっているとのこと。箱から引っ張りだしてもらってカメラに収めました。左は九谷焼です。食糧統制があった戦時中、お米を自由に販売できず陶磁器を売って糊口をしのいでいた時期があって、その時に揃えたようです。

Utuwa_006 そしてもうひとつは除隊記念盃です。戦前の日本では、兵隊さんが満期除隊すると記念に盃やお盆をつくって、親類知己に贈っていたそうです。よく見ると斉藤某などと名前や所属が記され、中には鉄兜形の盃もありました。ひょっとしたら知り合いのお父さんのかもしれないし、この上ない喜びを込めて贈られたのかもしれないし、生産されてから現在までのいきさつを想像したらとても幸せな気分になりました。そう思ったら、目の前にあるものすべてが骨董品に見えてますます解らなくなってしまいました。

 猫に小判なら、“私に骨董品”かも。

seiko

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コメント

そうですよね。武山家の蔵にはいろいろ骨董品も入っているだろーなァ。
ガラクタも多いかな??

14日DIO4人展初日には、従姉のti-koさんといっしょに思いがけない人も来てくれました。

おバカのマリコサンが控え室に飛んできて
【初めて会う人だけれど、知っている人が来ている】
と訳のわからんことを言うではありませんか。
【そりゃナンジャイ??】と思いながら、入り口を見たらdegさんでした。
ン~確かに、マリコサン、初対面でも知っている・・か・・

degさん来てくださってありがとうございます♪

>のり子さま
展示会初日如何でしたでしょうか。お疲れ様でした。degまで行ってお手間取らせましたね。彼にとって目の保養になった事と思います。
これからもよろしくお願いします。

蔵というよりものおきには欲しい人には骨董?そうでないひとには○○○○でしょうね。(笑)

>のり子さま
昨日はお世話様でした。写真もkenji兄から転送されてきました。どうもありがとうございます。m(_ _)m
ビジネス系から芸術系の専門学校へ異動したオイラにとっては、今回のような機会にめぐり合えることが最大の勉強になるとです。

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