大川を歩く その1
土曜日の午後、雲ひとつない快晴だったので大川を散歩する。撮った写真すべて枯葉ばかりで、まごまごしていると桜の季節になってしまう。というわけでこちらを先に。
25年前、たしか小学校3年生だったと思う。夏休みの自由研究で河原田のK子ちゃんが「大川の研究」と題した観察記録を発表したのを覚えている。下流は砂地で、上流に行けば行くほど石が大きくなる、そんな内容を思い出しながら大川の河口からてくてく歩く。波の音が聞こえる。1時間前が満潮だったようで、砂は湿っていた。なのに風の力で波は上流に向いている。海水と淡水が混ざりあう汽水域がどこまで続いているのだろう。手ですくってすする勇気がなかったので目で追いかけたら、1キロ上流にあるあけぼの橋あたりまで波が立っていた。昔、さらに1キロ上流の気仙沼大橋のあたりでも逆流を見た。大川の場合、汽水域は河口から2キロ先までなのだろう。海と森は意外と近い。
KENJI
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