大川を歩く その4
市街地のほとんどは埋立地だ。中世までは284号線と45号線バイパスのジャンクション、松川前あたりまで海だった。1000年かけて今の地形になったのをおもんばかると、昔の人って大したものだと思う。機械のない時代、人力でエッサコラと埋め立てたのだろう。しかも導水路までつくっている。それが今の大川だもの。
加工団地を抜け、あけぼの橋を渡ると川沿いには住宅街が広がる。ほとんどの家は堤防の外にあるが、川辺に面した家もある。中学の時、川に接した同級生のM子Bちんの家は、茶の間から釣りができるという噂が広がった。だんだん尾ひれがついて「鮭を釣っていた」とか、挙句には「俺も釣ってきた」と言うやつも出現し、僕も釣りたいと本人に聞いたら一笑に付された。都市伝説の源ってこんなものなのだろう。
写真は内の脇の桜並木手前の川辺。江戸から明治時代にかけて、内の脇一帯ではのりが養殖されていた。こんな感じで干潟が広がっていたのだろうか。
KENJI
もう1つ噂が…M子Bちんの家では昔アヒルがいて、台風の時にいなくなったと思ったら、川上から牛の背に乗って流れてきたらしい。今でも謎ですけど。
投稿情報: どぶろく万歳 | 2006-04-01 15:37
>どぶろく万歳さん
子供の想像力って豊かだと思います。そんな噂もあったんですか。「茶の間で釣り」はジャイアンことTKCから聞きました。
投稿情報: KENJI | 2006-04-01 18:16