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2006-04-02

大川を歩く その5

Karakuwadaiku  気仙沼大橋を越えて本町橋へ向かう途中に入母屋造りの家がある。対岸のザワザワで部活の練習をしていた僕らは「城ができる」と、上棟の様子を遠くから眺めていたら同級生の家だった。聞けば唐桑御殿大工に建ててもらったという。当時、唐桑御殿が何たるかを知らず「ふ~ん」で終わったような記憶がある。

 唐桑御殿は四隅が反り上がった入母屋の屋根、贅沢なつくりの部屋が特徴だ。調べてみると力強い反りをつくるのに様々な伝統工法を駆使し、小屋組みには投げかけ梁の技法、釘をいっさい使わずにホゾとセンでつないでいくそうだ。神社仏閣を得意とした気仙大工と水漏れを許さないほど緻密に組む船大工の融合なのだろうか。もっと調べがいがありそうだ。

 久しぶりに見た屋根は、新築当時より風格が増しているように見えた。

KENJI

Shidarezakuraしだれ桜満開まであと3週間。

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コメント

あ、ココは私の同級生のウチでもありました…^^;
対岸からあそこのおうちを眺めると、何か遠近法が狂っているんじゃないかとさえ思わせられる迫力がありますよね。
屋根は確か銅版を使っているんじゃなかったかな。
銅版って、最初はとても気恥ずかしいほどピカピカに光っているんだけれど、
時間がたつにつれて、落ち着いた色合いになりますね。
そしてあのしだれ桜!まさに町内会(笑)。咲くとたまに夜に散歩して見に行きます。
この地区では、あのしだれ桜と、某家具店前の桜が咲くと、
「ああ、今年も桜の季節だなぁ。」
って思うのです。

>kazueさん
そうそう。武家屋敷だの二条城と呼んでいました。中にはものすごい太い大黒柱があって重厚感たっぷりです。またあのしだれ桜もいい雰囲気をかもし出していますよね。僕が遊びに行ってた頃はそんなに大きくなかった記憶があります。あの下に立って浴びる桜シャワーは格別でしょう。帰省が満開と重なったらいの一番に行こうと思います。

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河原田ライブカメラ

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