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32 posts from 2007年11 月

2007-11-05

曲線今昔考

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 東京へ戻る途中、平泉の毛越寺へ寄った。5月に帰省したときにも寄って、池に水を引き入れる水路「遣水」に感動した。日本で唯一、平安時代から残る遣水で、曲線で緩急の流れを生み出しつつ、自然な流れを演出している。しかも当時『作庭記』という庭園あんちょこ本があって、記述通り風水で吉相とされる流れで造ったという。そこまで考えつくされているとは平安時代万歳!優雅すぎて見とれてしまったのだ。

 今回もまた1時間近くながめて、ふと気づいた。この曲線、夜のヒットスタジオのセットに似ている。横向きで出現して、階段を降りながら正面に迫ってくるあのセット。ラブアタックもこんなセットだったはず。曲線だと奥行きが出るうえ、優雅さも醸し出せるのかもしれない。歌手が立体的に見え、成立カップルがエレガントに見えたのはあの階段にあると気づいて、水か人かの違いだけで、平安時代も現代も優雅に見える技法は変わらないんだなと思った。

 膝を揃えて斜めに突き出すと足が長く見える、女子アナ座りもこの技法なんだと思った。

KENJI

シアワセのおすそ分け

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 結婚式の引出物の尾頭付き鯛を使って鯛めしを作りました。いただいた当事者が午前中に帰るというので、贅沢にも朝食でいただきました。それにhideかっちゃんが焼いたというし、更に美味しいかも、、、な~んて思いながら(笑)。

 チャペルでの様子から披露宴、そして2次会も3次会もだいぶ盛り上がった様子が写真から存分に感じられます。大急ぎでCDに焼いているのを覗かせて貰いながら、シアワセのおすそ分けをいただきました。

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 身をほぐして混ぜ合わせ、生姜の千切りをちょこっと乗せて、、、シアワセと一緒にいっただきまぁす!

seiko

2007-11-04

ちょんてられない

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 友人の結婚式で帰省して、町を歩いていたらあちこちで声をかけられた。魚屋のおじさんは「どごで?あぁプラザか。鯛出っから。俺が焼いだんだもの。」と言われ、呉服屋のおばさんは旦那さんがカトリック教会で司会すると言う。式前に出席者や献立を知ってしまう。なんか町を挙げて祝っている感じがして嬉しくなった。

 僕はカメラ係を買って出た。というのも、ちょんてられないから。じっとしていられないのだ。座って祝うのが苦手というか、祝うなら何かしたくなってしまう。30分もすれば誰の席か分からなくなるのが気仙沼の宴席。なら最初から動き回ろうかと。

 おかげさまで色々な表情が撮れた。お色直しの時、車椅子のおばあちゃんが新郎の腕にすがって皺を目一杯寄せていたり、新婦が手紙を読んだ時、新婦母が背を向けて泣いていたり。立派な写真はないけれど、すましていない普通の喜びが撮れたかなあと自己満足している。

 それはともかく、T君Mさん、おめでとう。これからもお幸せに!

KENJI

2007-11-03

買っちゃったぁ♪

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 どうも、もともとが貧乏性なのでしょうか、代用出来るのであれば、、、と間に合わせていましたが、このたび黒千代香を買ってしまいました。

 帰り道、煎餅坂にある陶器店の前に、つるウメモドキが今年もいっぱい飾られていました。何処で採ったか聞くついでに、土鍋でも新調しようと覗き見していたわたし、、、、かたや先に入って世間話をしているものと思いきや、、、とある箇所で固まっているfumihideでした。

 「芋焼酎と水の割合は、、、5:5がいい」とか、「歳を考えて4:6だ」とか、「0.5:9.5だ」とか、社長のnorioさんと中身の話で盛り上がっています。

 「んで、実験台で社長ば今晩借りっから」と言うfumihideに、「ふっ、ふっ、、それいいね」とこたえるnorioさん。

 「あ、ダメダメ!私が先に逝ったら大変だから交代で炊事当番やってんだから。今日は当番!」と奥さんのひと言。

 「なぁに、そうなったら(お嫁さんが)新しいのってなるかもよ」なんて話して帰路につきました。

 着いてさっそく一升瓶の空き瓶を探し、半分くらい焼酎を入れたでしょうか、自分が理想と思う割合と格闘して、、、本当は何日か寝かせるらしいけど、ま、いっか。たまらず試運転してみました(笑)。

 やっぱり、いけますねぇ。温燗にして香りも味わいながら楽しみました。2~3人が丁度いい感じだけど、それ以上になったら、、、燗したてられない?かも(悩)。

 誰かツマミ持参で遊びに来て~。

seiko

2007-11-02

畠山美由紀 with Hands of Creation
スペシャルアクト 青柳拓次

 1日、近所のイベントに畠山美由紀ちゃんが出ると知り、上着も羽織らず腕まくりのまま会社を飛び出した。このイベント、神宮外苑で開かれている東京デザイナーズウィークのスペシャルライブで、FM局のJ-WAVEイチオシのアーティストが出演する。で、1日は美由紀ちゃん。11月末の品川教会ライブが完売で、今年もしくじったから是非とも行かねば!との一念で向かう。

 ま、そんな自身の心境はいいとして、野外で聞く美由紀ちゃんの歌声もなかなか良かった。オレンジ色にライトアップされた絵画館が歌と調和して、空を見上げると小雨交じりだったけれどなんか清々しい。透んだ空気が体を突き抜けていくような、なんて言うのか、体が網みたいになって風が通るというのか、そんな感覚になった。

 一通り終えても拍手が鳴りやまない。再登場するまで少し時間がかかった。たぶん、何を歌うか相談していたのだと思う。マネージャーが舞台端から音響と照明さんに腕を挙げて丸サインを送っていた。で、アンコールを予期していなかったらしく、アカペラで「all of me」を。おぉぉ、懐かしい。美由紀ちゃんと一度きりのなんちゃってバンドを組んだ時に練習したのを思い出した。英語のニュアンスをあまり理解していなかった高校時代、気仙沼弁に直訳して「オラのすべて、なしてあんだはベロリ持ってがねぇの~」と歌ってみた。メロディーにまったく乗らなくて笑い転げた。ま、そんな解説があるはずもなく、アカペラは格調高く、とてもエレガントでございました。

 そんな美由紀ちゃんも3日から全国ツアーが始まる。仙台を皮切りに全国13カ所、このライブと同じメンバーで回るそうな。あの歌声があちこちで響くと思うと、なんかうれしい。

KENJI

河原田ライブカメラ

BBっといー東北