いま、夏イカの最盛期でたくさん水揚げされています。小ぶりで身が薄いので、茹でたり煮たりと、生で食すより火を通すことが多いのです。
写真はイカをスミや腑と一緒に煮たものです。初めて試しましたが美味しく出来ました。イカの足を抜いて、腑、スミを外します。折りたたみ傘のように足を胴に詰めて、醤油、砂糖、酒、腑、墨腑といっしょに煮付けます。イカの歯ごたえに腑のコクが舌を包んで、スミのほろ苦さが鼻に抜ける、、、五感が刺激されて口の中がお祭り状態になりました。「イカスミ煮」じゃありきたりだし「ワッショイ煮」とでも呼ぼうかな。
そのあとに飲むビールといったら、、、。こののどごしをどう説明したらいいのやら。生酒もぴったんこでした!
seiko
「う~ん上出来、上出来」と自分を褒めて、よだれを口いっぱいにためて撮りました。
唐桑でウニの開口があったとかで、玄関口で友人が「入れるボウル!ボウル!」と言いながらザザァッと分けてくれました。ウニの開口について飲んでも食ってもさんも書いていましたが、おすそ分けがやってくるのは、やっぱりここならでは。シアワセを感じる瞬間です。割って、塩水で洗いながら内臓を丁寧に取って、形を崩さないように取り出して、せっせせっせと。ご飯の上にのせて、もみ海苔とワサビ、しょうゆをちょこっとたらしていただきます。
おっと、その前にウニのトゲで真っ黒になった指を漂白してからね。馴れないわたしには手間隙かかる作業で、達成感は格別です。
うまかった~までの長い道のり。
seiko
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