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2005-07-21

…そうだ、会津へ行こうー!その2

aizu-kujiraya_3 “都会の喧騒から逃れる会津の旅”の2日目、何気なく寄ったお土産屋さんでお茶のみ仲間を見つけ、早くも「会津の三泣き」を体験した。

 あまたの観光客のように、ニシンの山椒漬などの会津名産を物色しているにもかかわらず、一向に「いらっしゃーい」のひと声もなく、読書に熱中している店主らしきおじちゃんがひとり…。なんだか購買欲が出ないなぁーと思い始めたところ、ふと、お魚付き囲炉裏が目に飛び込んできた。そこで思わず「こっ、これ鉄ですか!?」と読書を遮るように問いかけると、おじちゃんは面倒くさそうに眼鏡越しの上目づかいでチラっと見た。

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飛鳥を見るだけー!

hune_197  朝食時のfumihide。

 「大船渡にさ、10時に”飛鳥”入るんだ。」とボソッと言う。
 「ふうーん、そうなんだ。」と気のない返事の私。
 “フミヒデの気分は船長”をはじめてから、さらに興味が増して、大船渡寄港を新聞で知ったという。配達の予約もあるからムリだろうと気にも留めてなかった。

hune_192 11時頃、大船渡へよく行くGunさんが来たとき「大船渡港への近道知らないか?」ときりだすfumihide。あーやっぱり行きたかったんだー。地図を描いてもらっている途中で「オイ、行くべ!俺混まない道知ってるからさ。」

 思い立ったら吉日とばかりに3人飛び出しました。

 豪華客船「飛鳥」は28,856トン、全長192メートル、客室数296室、定員592人。横浜の花火大会を見て釧路、三陸クルーズの旅で大船渡へ寄港したようです。平泉へ向かうバスが用意されていたり、タクシーが並んでいたり。乗客らしき日本人や外国人がデッキを行き来しています。一般公開はありませんでしたが、その雄姿を眺めただけでも大満足です。

 気仙沼港は海底が浅いらしく、大型客船が入ることはありませんので、3人とも口あんぐり。他の人が見たらたぶん可笑しかったでしょうね。今のところ「見るだけー」ですが、いつかは「乗るだけー」、そしていつかは「休むだけー」に乗ってみたいねが本日の合言葉でした。

seiko

2005-07-19

…そうだ、会津へ行こうー!その1

beko-densha 3連休前日の昼休みのこと。東京生活5年目にして、初めて“都会の喧騒から逃れる旅”をしようと決めた。

 その行き先は、福島県会津若松市。単純に従姉妹が住んでいるという理由だけだったが、急な連絡にも関わらず「何にもないけどどうぞー」という温かいお言葉を受けて、何にもしない贅沢を味わいに出かけた。

 7月16日土曜、早朝の東京駅。東北新幹線コンコースで会津の観光ポスターを発見。

会津を訪れるひとは
   日々の流儀に泣かされ
 その心にふれて涙し
    去りがたい想いが頬をつたう

 会津へ着く前に、会津に向かおうとしているだけで十分満足してしまう程、心に響いた文章だった。会津人の気質は「会津の三泣き」といって、よそから来た人はまずとっつきにくさに泣く、次に人情のよさに泣く、最後に離れがたくて泣くのだという。

 そんな妙な達成感と、どこからともなく聞こえてくる東北弁への安心感。そこへ前日の3時間睡眠が重なり、東京〜郡山〜会津若松の約3時間、外のキラキラ輝く田園風景に目もくれず、ひたすら夢見心地で過ごした。 

 到着後は「昼寝とバレー中継と発泡酒」で過ごし、当初の目的通り何もしない贅沢を楽しんだ。(つづく)

yoko

2005-07-02

時代の波

map1845

 1845年に難破した幸宝丸、千寿丸の乗組員22人を救出し、浦賀へ送り届けた捕鯨船の船長が、難破船のひとつから持ち帰った日本地図です。緯度や位置にズレはあるものの、北海道を除く日本の地名が細かく記されています。これはニューヨークにある日本クラブ1階のギャラリー「はるか海を越えて〜名もなき日本の親善大使〜」展で公開されています。9月2日まで。遭難で捕鯨船に救出されアメリカに渡った次郎吉、ジョン万次郎、ジョセフ彦の3人の半生が紹介されています。

 ジョン万次郎については“アメリカで教育を受けた初の日本人”程度の知識しかありませんでした。帰国後、士分に取り立てられ、欧米を知る唯一の日本人として幕府に重用されたそうです。咸臨丸使節団に同行したり、開成学校の教授をつとめたりと、明治維新のキーパーソンの一人だったんですね。

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2005-06-30

スタバで地元紙

starbucks  マンハッタンのスタバのほとんどがワイヤレスでネットにつながるので、ニューヨーカーになったふりをしてノートパソコンを持ち歩いています。いまや情報に距離や時差は関係なく、アイスラテ片手に地元紙を読んでいます。といってもニューヨークタイムズやウォールストリートジャーナルではなく、三陸新報や気仙沼かほくをネット経由で。とても便利な時代になったなあと感無量の思いでキーボードを叩いています。

 今回は高校大学の先輩で、コロンビア大学医学部でガンの基礎研究をしていたH先輩と、国連安保理へ出張するこれまた高校同窓のitsさんと3人で居酒屋にでも行って、気仙沼ネタで盛り上がろうと思っていましたが、予定が合わず次の機会となりました。なんだかんだ言って気仙沼が気になるんだなぁ!

KENJI

河原田ライブカメラ

BBっといー東北