かなり前にここで紹介した帆前掛け。待望のマイバッグが出来ました。
頼もうと思いながら、、、形は?大きさは?でも何入れる?と堂々めぐりで、なかなか足を運べないでいました。
ならば一緒に考えてもらおう~と思って訪ねたわけ。
「ほう~。珍しい色ですね~!」
「カメラと望遠と一脚を持ち運べるようにしたいのよ」
「なるほどなるほど、、、いいアイデアが浮かんできました。やってみましょう!」
「どのくらいかかる?」
「10日間ぐらい見といてください」と縫製屋さん。
そして翌日、、、
「出来ました~!いい感じですよ~」
「あれ10日くらいかかるんでない?」
「アイデア浮かんだうちに作ってしまいました。店頭に飾りたいので数日貸してもらえませんか?」
どうしても見たかったので、窓越しにチラチラと眺めること数日。(笑)
そして本日引き渡しと相成りました。
中はポケットがいっぱい。リクエスト通り使い勝手が良さそうです。ポケットの中にポケットがあってドラえもんの気分です。(笑) 一脚用の押さえバンドも付けてもらったし、、、言うことなしですね。
seiko
地元の実業家がつくった博物館が近所にオープンしました。
どれ程の年月で蒐集したか?は聞きそびれましたが、鎧兜、刀剣、器、掛軸、、、武具や美術品などなど。眺めていたら、たまたまオーナーがいらっしゃって、、、こと細かにご説明いただきました。
「この鍋島焼、金沢のお医者さんの蔵に眠ってだのっさ」
「はぁ〜、そうですか」
としか答えられませんでした。せっかくオーナー直々の解説ですから、なぜ気に入ったのか、どこに惹かれたのかなど伺えば良かったのですが、、、なにせ骨董をまったく知らないのでポカーンと。(笑)
そういえば実業家がつくった美術館は世界あちこちにありますものね。日本だと根津美術館や出光美術館でしょうか。出光美術館の原点は創設者が19才のとき父に買ってもらった絵なんだとか。好きなものを集め続けるにはそれなりの根気と財力が必要でしょうし、美術品を愛でることで次の事業意欲も沸くのかもしれませんね。
そういう正の連鎖を見た思いがしました。
seiko当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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