気仙沼・本吉広域防災センターで「広域消防技術大会」が行われた。日々の鍛錬が必要な職場だけに、みな無駄な動きがない。
…と書かれた途中で、僕にお鉢が回ってきた。どうやらseiko記者のかわりにカメラを持たされたfumihide特派員が、撮ってきたもののうまく表現できなくて筆がとまったらしい。fumihide特派員は当事者に近く、威厳も必要な立場にいるし、記者の視点で書けないだろうし代筆することにした。結ぶところは「有事に備えて日々の訓練を怠らない消防署員に敬意を表したい」といったところだと思う。つうか、僕はそう思う。
そういえば、近所のK君の夢は消防士だったのを思い出した。幼稚園児のK君はサイレンが鳴ると一目散に飛び出し、魚町屯所から出動する消防車に手を振っていた。まるで正義のヒーローを送り出すかの眼差しで、しかもその軍団に彼の父親が加わっていたからなおさらだ。たしかクリスマスプレゼントは消防車ミニカーだった。そのK君はいま、消防士として働いている。どうしているんだろう。この訓練に加わっているのだろうか。そういう原体験があるのだから、きっといい仕事していると思う。
これは何の訓練でしょうか。高所からの救助でしょうか。
これは近接消火訓練?
これは高所出火の消火訓練でしょう。察するに。
災害はないに越したことはないけれど、まったくないことはあり得ない。だから初動での迅速さが肝心なのだと思う。
「火事場さただ行って、らっつぁねぐ水かげでるわげでねぇんだぞ」
(火事現場でやみくもに放水しているわけではないのですよ)
と伝えたかったのかもしれない。つうか僕はそう思う。
KENJI
突然、某マスターが「某日6時半からfumihideの還暦祝いやっから。」と、特大サイズの生鱈(雄)を持ってきました。意味不明の申し出に戸惑っていたら「一時間貸し切ったから、鱈鍋のようなの作って5~6人で祝うべし」って。でも貸し切った場所はマンボ通りのショットバー。場違いじゃないと思っていたら、立て続けに「ワインと毛ガニ持っていくがら」ときました。
長年の付き合いでそれが何を言わんとしているか以心伝心で~す。材料はマスター持ち、料理はわたしにということでした。
ご所望の「鱈の潮汁」「野菜たっぷりの寄せ鍋」「鱈の白子のポン酢」と「ふろふき大根の柚子味噌」を作って持参しました。
ワイン以外の飲み物はお店からという趣向です。
貸切時間を過ぎて通常営業になったら、普通にお客さんが入ってきます。が、知り合いばかりでいつの間にか同席して賑やかさを通り越していました。もう、そうなるとfumihideの還暦祝いもへったくれもありません。祝ってもらった張本人、会費は払うわご祝儀は出すわで、そういうのをしっちゃかめっちゃかって言うようです(笑)。
写真のワインは山梨ので一升瓶。毛ガニも足3本で満足するほどの特大毛ガニでした。
ほんとうにご馳走様でした。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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