どんこ汁
うまいっすねー!どんこ汁。月曜日、千駄ヶ谷にある居酒屋「雪っこ」で気仙沼出身の先輩方と飲んで、締めの一品として出てきました。どんぶりを受け取るなり「お〜、どんこ汁!」と雄叫びが、というのはオーバーですが、ちょっぴり顔を出した白身魚を見るなりどんこだと分かるのは、さすが気仙沼で生まれ育っただけあります。これがもし鱈汁だったらどうなるんでしょう。それはそれでおいしくいただくでしょうが、内心ちょっとがっかりするかも。てな位、どんこ汁はうまいのです。
具はどんこ(エゾアイナメ)と絹ごし豆腐と大根と長ネギ。味付けは醤油と日本酒でしょうか。どんこから出汁がでて、見てくださいこのあぶら。はしでつまむとトゥルーっと、いやジュワーッと伝ってきます。この写真をみるだけで思い出します。
で、まず豆腐をやっつけて、大根をやっつけてーっと、満を持してどんこ様のおなーりー!
大きな骨は箸で外して、小骨をチューッとすすって、おぉっ、きましたきましたゼラチン質。あーっと隣には内臓、しかも肝臓だぁ!ゼラチンと肝臓の一騎打ち!両者ともに譲る気配はありません。さーてKENJIはどっちをえらぶのか?おーっと!ゼラチンに箸がのびたー!これでゼラチンの勝利か?いや長いです。奥底の固まりが見えてきました。おおーっ、これは大きい、大きいです。水上にみるみる伸びていきます。まるで蜘蛛の糸を彷彿とさせる光景であります。ああっ!ゼラチンが脱落ー!滑るように落ちた、やはり重さに耐えられなかったかゼラチン!これで肝臓がトップに躍り出たー!
なにやってんでしょ。
ままま、その位うまいということで話を戻すと、こぼれた身はそのまま沈ませておくのがいいんですね、これまた。底に沈んだ砕けた身でもたまると結構な量になります。それを最後、敗者復活戦のごとく飲み干す、これがたまりません。
KENJI
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