港町ブルース タイ語版
「港町ブルース」タイ語版を発見。
原曲はたぶんテレサ・テンの「誰來愛我」。
蔵掃除3回目。ある程度整理できた。僕がなぜ蔵掃除に夢中か。初めは興味本位だったが、手紙やら通い帳やらが出てきて、行間からご先祖さまの生き様を垣間見たからだ。
sakichi翁の弟、TおじさんとRおじさんは戦死した。どういうわけか戦地へ届いたTおじさん宛の手紙が包装紙にくるまれていた。形見にと戦友が送り届けてくれたのか、保存せよと本人が送ったのか今となっては分からない。妹たちからの手紙には「となりのふさちゃんのネコを描きました」とか、「一生懸命勉強いたします」と年齢に応じた精一杯の励ましが書かれてある。中でも戦地へ赴いていたsakichi翁からはこうあった。
「俺は充五分に覚悟ができた。」
これを見て涙が止まらなかった。20代そこそこのあんちゃんが死を覚悟する。しかも自分のじいさん。覚悟が最悪の事態に向けば、いまここに僕はいない。それに弟たちを鼓舞したsakichi翁にしてみれば、生き残ってしまった自分を激しく責めたことだろう。そういう類の話は僕たちにいっさい話さなかった。じいさんよ、なんで教えてくれなかったのかと思ったが、聞かなかった僕が悪い。とはいえ聞いても言わなかったと思う。自分のことに関してはことさら無口だったから。それがこういった形でsakichi翁の生き様に触れ、ご先祖さまの思いに触れ、本当にありがたい。
生きた証は死んでからでも十分間に合うと思った。
KENJI
気仙沼弁でいう「しずる」と「すっかげる」の境界線を考えたら眠れない。というわけで、気仙沼弁すったのはげだの久しぶりに更新しました。
KENJI
先週の日曜日、余震の不安よりも好天の興奮が上回りまして。県道上八瀬線からループ橋を抜けて、室根山の東側、上廿一、徳仙丈山をぬける約2時間のルート。新緑のトンネルを抜けて、なんとも清々しい。
林道の頂上付近から太平洋を眺める。山だらけ。
室根山の東側に広がる牧場。遠くで牛がのどかに草をはんでいた。
上廿一の棚田。生活排水も少なくて、おいしい米が獲れるんだろうな〜。
徳仙丈山のツツジの群生地を少しくだると、ミズナラと栗の涵養林だった。みずみずしい。
徳仙丈の登山道にある「石抱き欅」。盛岡の石割桜は有名だけれど、こっちは逆に石を包み込んでいる。植物って不思議。
徳仙丈登山道口には沢水がとうとうと流れていた。
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活動領域をどんどん広げて勢いが止まらない奥原しんこ画伯。今度は新宿タカシマヤのレストラン街での展覧会。その名も副都心線開通記念・奥原しんこエキシビション。12〜14Fの吹き抜けに大型の絵が6点、それぞれの店の入口には奥原テイストの特別メニュー表が置かれている。7月15日まで。ぜひどうぞ。
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当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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