« 2005年10 月 | メイン | 2005年12 月 »
天高く馬肥ゆる秋。seiちゃん初の安波山登山です。幼稚園に短期入園して1ヶ月が経ちましたが、友達もできて楽しく通っているようです。園通信に「お家の方もご一緒にいかがですか?」とあったので、これ幸いと途中から合流してきました。みな20代30代のお母さん方で、どちらのお母さんかしら?と思われたかもしれません。お母さんでなくばーちゃんですよ、イヒヒ。と思いながらも、最後尾からついて行き、龍の階段手前でこっそり引き返してきました。
園児たちは、ふもとの赤土山までリュックを背負い、荷物を置いて水筒だけ持って急な山道を登っていました。年長さんが年少さんの手を引いて一緒に頑張っていたり、先生やお母さんの手を支えに登っていたり。写真の木漏れ日の階段を抜けると“龍の階段”があって、港を一望できる木製の展望台があります。標高でいえば150メートル位でしょうか。239メートルの山頂まではさらに7~8分登らなければなりませんが、龍の階段でも眺望は素晴らしく、一汗かいていい運動になりました。たまには「あんばはん」もいいかもしれません。
引き出しを整理していたら、あさひ鮨のおんちゃんが描いた絵はがきが出てきた。水彩で描いた真夏の気仙沼湾である。腕前はプロ級で、美術展で何度も入選している。20年位前だったか、浜見山から見た南町海岸の油絵が入選して、家族で新聞社の巡回展へ行ったのを思い出した。
おんちゃんが描いた海は、どんよりと鼠色がかっていて、汚濁かと思うほど重々しかったのを覚えている。ましてや当時の僕は、海といえば青ぐらいの知識しかなかった。なんかすごく寂しくなるような気がして、まじまじと見れなかったように思う。
ところが今でも思い出せるのだから、強烈な印象が残っていたのだろう。乱反射して白くなったり、夕日に照らされてオレンジ色だったり。石垣で見た海はエメラルドグリーンだったが、稚内では灰色だった。海は青くない。そう気づいてからは、鼠色の海がとても味わい深く感じるようになって、ノスタルジックな気分になると決まってあの絵を思い出す。
今日の気仙沼湾は何色かな、と。
KENJI
ハゼは世界に2000種ほどと言われていますが、日本では淡水や汽水に生息するマハゼが一般的でしょうか。小さいので捌くのに手間がかかって敬遠されがちですね。でも、仙台雑煮に焼きハゼの干物は欠かせない一品ですし、天ぷらのあのサクサク感はたまりません。これまで我が家では太公望おじさんからおすそわけを戴いていましたが、高齢で釣りをやめたので、ハゼは食卓からだいぶ離れていました。そして、今宵は内湾の刺し網漁で獲れたてのハゼが売っていたので見つけるなりすぐ購入。内湾ですから、鹿折川や面瀬川の河口付近でしょうか。定番の天ぷらにして、久しぶりに淡白な軽さとサクサク感を味わいました。ついでにセロリの葉も天ぷらに。イタリアみやげの岩塩をまぶして、気分はジャパニーズイタリアンです。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
|
---|
気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
最近のコメント