かなりマニアックな食べ物なので、見た目では分からないかもしれませんね。一発で当てたのは山菜博士のK保さんでした。
事の始まりは「新ラッキョのモロミ和え」をご馳走になった時からでした。「ラッキョを代わりに使ったけど本当は「○○る」だと美味しいんだよね」のひと言で火がついてしまったのです。この辺の土手に確か生えてたはずだった、、、と移植ベラ片手に探しに探しました。耳元でプォ~ン、プォ~ンと囁く音にも目もくれずに、、、。土の中からコロコロ、コロコロ、これが真珠ならなぁ、、、と思いながらせっせ、せっせと掘りましたです。
どろんこを落として綺麗にしてあげたのもつかの間、それから大変な作業が待っていました。大きいのから順に切って、、、しまいには「やんたぐなって」も止めるわけにいかないので、発想を変えて♪これが~真珠なら~って、包丁を動かし動かし続けました。あ~つ・か・れ・た!
そうです、これが現物の「野蒜」です。
熱々のご飯にのせたり、肴のつまみにしたらうんま~い。
seiko
山菜のミズをかばねやまねぇで使い切りました(食べきりました。笑)
「かばねやまねぇで」って、何語か解らないような言葉ですが「かばねやみ」からきています。かばねやみしないで、つまりこの場合面倒くさがらないで、、となるのでしょうか。
ミズの茎をさっと熱湯をくぐし、まな板の上ですりこ木でたたいてつぶし、包丁で細かく刻み、さらに二刀流でトントントントン、、、これでもかぁと言うくらいたたくと写真のようにトロトロ状態のミズとろろの出来上がり!
葉っぱは天ぷらにして「季節限定(ミズの天婦羅&とろろ)ソバ」一丁!
そして、葉っぱを取った上のほうの細い茎を使って「漬け物」をどうぞ!
採ってから食べるまでの手間ひま~~かばねやまねぇでいがった~。
「うんまい!」
seiko
「知ったかぶり」のシッタカではありません。silkさんによると「バティラ(馬蹄?)」とも言うようです。
ま、何のことはない通称「ツブ」です。
唐桑方面へ配達に出かけた○入さんが、時間があったので舞根から鶴が浦に抜ける途中の浜で採ったからと届けてくれました。さっそく塩茹でしてみたら、、、、あ・ら・ら~。
こんな筈じゃなかったとばかりにヤドカリさんが、、、可哀相になっていました。こればかりは食べる気になりません。(笑)すみ家を見つけて快適だったろうに、ごめんなさいね!
やどかりさん以外は爪楊枝を刺して、中身をくるっと引っ張り出して、パクッと!
う~ん、いい塩味だわ。ビールか日本酒だね。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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