お墓への道すがら、彼岸花(別名曼珠沙華)が咲いていました。
いっぱい咲く年もありますが、今年はどういうわけか花数が少ないのです。日照りのせい?それとも台風のせいでしょうか。彼岸花とはうって変わって、人は混み合っているように感じました。
「うちは南無阿弥陀仏だけど、ゆーやんのとこは南無妙法蓮華経だったよね」
「そうだなぁ。天台宗と日蓮宗の違いだな~」
山道を歩きながら、他愛ないことをおしゃべりしたり、犠牲になった方々を思い出したり。
こちらは栗おこわとなす炒り。
インゲンの胡麻和え、お葛あん。精進料理を仏前に供えて、ご先祖様や震災での犠牲者に想いを馳せました。
暑さ寒さも彼岸まで、、、体に気をつけてちょこっとづつ頑張ろう。
seiko
東日本大震災からはや半年、多くに方々に支えられてここまで来ました。ありがとうございます。
魚町の店米山武は倒壊の恐れがあって、かろうじて鉄パイプが支えています。少しずつ引き揚げた家財も8月半ばには片付いて、そのままでした。
「米屋にカボチャっぽい葉っぱあったよ!」
と言われて久しいのですが、確認はしていませんでした。
行ってみたら、、、ちゃ~んと花が咲いています。さて、大きなカボチャは生るのでしょうか?
これは、たぶんジャガイモ。
コンクリートの割れ目や側溝からニョキニョキ伸びています。
これから秋を迎えるというのに、花が咲いて、、、ちゃんとジャガイモに育つんでしょうか。壊れたけれど軒先に守られて、何とかなってほしいですね!
思わず口ずさんだのは、
♪根性!根性!ど根性〜♪(笑)
片付いたとはいえ3月11日を物語る店米山武。界隈もまだまだ手つかずで、いいのか悪いのか、ちょっと考え込んでしまうこの頃。
根性もんの野菜に負けずにがんばろう!
seiko
写真は金木犀に絡み付いて咲き続けるアサガオ。
大変な被害をもたらして日本海を北上した台風12号。何日にもわたって雨風に悩まされましたが、ヒマワリが横になったくらいで、心配したほどではありませんでした。ホッ!
ハエがいなくなったかも。
同じ時間なのに、大島が霞んで見えなくなっています。これも台風の成せる業?頭上は晴れて青空なのに、、、大島は雨でも降ってきそうです。
高台から望む湾は一見何事も無かったようですが、津波被害で一変。夜になると灯りがつかないので、真っ暗です。
街を通るたびに、復旧には長い歳月と強い気持ちが必要だなぁと実感している日々。
今朝、花火がなりました。そうか、台風が過ぎたから延期になってた運動会だね。
seiko
当店など、被災した内湾地区の国登録文化財は次の団体・企業のご支援で応急修理が進められています。世界各地からのご支援に深く感謝申し上げます。
文化財保護・芸術研究助成財団
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気仙沼風待ち通信 2013年2月号(PDF) |
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