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30 posts from 2005年10 月

2005-10-21

秋の気仙沼づくし

Ryouri_269  「deg君は特大鰹のハラスのお寿司食ったことあるかな?」と、王者の風格を醸しだしながら軽いジャブを放つような口調。気仙沼でとれるものなら一通り口にしていると自負している私たち。鮮魚卸の○入さんは、いつも突然ご馳走の材料を提供してくれます。わざと挑発的な言い回しだったのは、お産を控えた妻と娘に会うために、わざわざ1泊3日の強行軍で帰省したdegへの○入さんの心遣いなのでしょう。家族がすべき気遣いを友人がフォローしてくれて本当に助かっています。すし飯だけ作ってて、と言って電話は切れました。

 内臓まわりの身をハラスといい、戻り鰹のハラスにはマグロ以上の脂が乗っていることがあります。特に大きな鰹のハラスは大トロ以上だとの評もあります。ただ、虫がいるので素人がさばくには難しい部分で家庭ではなかなか口にすることができません。○入さんは約束どおりマイ包丁を持って来て、今夜のメイン料理を作って楽しませていただきました。

 特大鰹のハラスが来るならと、我が家にある食材を総動員して「沖捕り鮭のバター焼き」や「土瓶蒸し」でお出迎え。何のことはない、今宵も頂き物のオンパレードです。

 深まり行く秋を味わいつくして、また明日も頑張ろうね。

seiko

2005-10-20

自然の摂理に負ける

Hune_406  場所は大川河口から3キロ上流の館山取水場。配達中、落ち鮎を狙うウミネコを発見した。先日、野鳥に詳しいmayami氏からウミネコとカモメの見分け方について教わり、俄然興味が湧く。簡単な見分け方は足が黄色いのがウミネコで、ピンク色がセグロカモメだそうだ。大島航路のえびせんを狙うような悠長な雰囲気ではない。ウミネコと鮎が対峙しているようだ。もっとも、鮎は狙われているとは気付いてもいないだろうが、自然の摂理、食物連鎖の真剣勝負に見入った。

Hune_411 ダイビング寸前の恰好までは撮れたが、水の中に首を突っ込まない。水しぶきが立っているから捕りにくいのか、それとも単なる練習なのか。10分後、俺は根負けしたがウミネコは諦めずに狙っていた。シャッターチャンスを逃すまいと手に力が入りすぎたか。ピントがいまいち御免候。

fumihide

2005-10-19

さんまのかば焼き丼

Ryouri_267  さんまもこの時期になると、だいぶ脂が抜けるので、かば焼き風に作って丼にしてみました。頭とわたを取り、開いて中骨を取ってさっと水洗いし、水気をきって小麦粉をまぶします。フライパンに油をひいて焼き、醤油、酒、さとうで味付けして出来上がり!本当の蒲焼はうなぎのように串を刺して炭火で焼き、さんまだしを漬けたしょうゆを使うようですが、カンタン蒲焼はものの15分もあればできてしまいます。針しょうがのアクセントもきいてうまく仕上がったと思います。

 これからは大型さんまの水揚げが減って、小ぶりになってくるので、天気とにらめっこしながらみりん干しにしたり、新米ぬかを使ったぬか漬けなどを作って、初冬にもさんまを味わいたいと思っています。サンマさん、この秋もありがとう!ってね。

seiko

2005-10-18

夕焼けに向かって

Aki_037 「おっ、なんだこれ、どこだ!」

 普段見慣れた景色も、少し変化があっただけでまるっきし別物になる、そんな感じの夕暮れです。近所にあるNTTの巨大アンテナの工事が始まりました。地上からの高さは60メートルくらいあるでしょうか。一週間ほど前から足場が組まれて、昨日今日でグリーンの網が張り巡らされて、夕焼け空と相まって、火を噴く怪獣みたいでした。もう少し暗くなったら、黒いドレスに見えてきて、ピアノの横で歌う欧陽菲菲のような、そうでないような。

seiko

2005-10-17

季節はずれの餅料理

Ryouri_302  昨日、温泉神社の例大祭があって、おふだと一緒にお餅が届きました。おやつでいただいたら美味しかったので、夕食も季節はずれの餅料理で楽しみました。

 宮城県の郷土料理「ずんだもち」。これは枝豆と砂糖をすってペースト状にした餡をあえます。10年くらい前から駅の売店で冷凍ずんだもちが売られるようになって随分と有名になりました。それとお雑煮。この辺では彩りを加えるのにイクラを乗せるのが一般的で、お正月にはかかせない一品です。細切りの大根とにんじん、ささがきごぼうやセリを入れることもあって、だしは昆布と鶏肉です。hirokoが生まれ育った熊本では、大根は薄い輪切り、にんじんは斜めに切って、里芋と水前寺もやしが入ってダシは干しイカと鶏肉だそうです。関東や関西ではどうなんでしょ、なんてご当地雑煮談義で盛り上がりました。

 ひいじいとひいばあは「時でもないときの餅はうんめえなぁ!」と言っています。特にひいじいは練ったり搗いたりしたものが大好きです。餅はもちろん、「うどん」や「すいとん」などにも目がありません。ひいじいの肝いりというか、自動的に毎週土曜夜はすいとんだったこともありました。週末夜になるとひいじいは台所へやって来て小麦粉をこね、濡れふきんをかけてこっそり寝かせていました。翌朝、家族が知らない間にタネが出来上がっているんです。歳とともにその慣習はなくなったので、今となってはよき思い出です。

 今週末でもすいとん汁作ろうかなー。

seiko

河原田ライブカメラ

BBっといー東北