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29 posts from 2005年11 月

2005-11-08

自灯明法灯明

Hasegawa_1  deg夫妻に第2子が誕生した。おめでとう。16時18分、3530gの男子で、我が家で誕生した新生児の中で一番ビッグだそう。hirokoは森産婦人科にいるが、seiko、eikoとも気分だけは産婆で気が気でなかったらしい。家族が増えて、さらに賑やかになりそうだ。さて、どんな名前になることやら。

 ところで、あさひ鮨のおんちゃんの絵はがきに続いて、引き出しの中から紙切れが出てきた。8年前だったか、福岡から羽田へ戻る全日空機の中で書いていただいたものである。隣に座ったのが「おててのしわとしわを合わせてしあわせ。ナ~ム~」のCMで有名な仏壇のはせがわの社長だった。前日の会合で初めて会って「そうか、君は宮城県出身か。会頭選挙で福岡JCの選対本部長やって、仙台JCと戦ったなあ」みたいなことをおっしゃっていた。僕は青年会議所のメンバーでも何でもないが、昨晩そんな会話を交わしていたので隣に座るなり軽く会釈した。

 ただ、羽田に着くまで無言というのも失礼なので、社交辞令のつもりで自分の名前の由来を話した。
「ケンジの『ジ』は自分の『自』なんですけど、陸軍の尊敬する先輩の名前だったらしく、祖父がつけたんです。自灯明法灯明の意味も込められているのかもしれません。僕にはさっぱり分かりませんが。」
と話したとたん、背広の内ポケットから筆を取り出して自灯明法灯明の意味、世の中の真理を解説していただいた。エコノミークラスの小さなテーブルで、しかも揺れる機内で紙を黒板代わりにした1時間半の講義だ。内容はすっかり忘れてしまった。覚えているのは、世の中は全てつながっていること、長谷川さんの目がらんらんと輝いていたこと、スチュワーデスに「お客様、着陸ですのでテーブルを元の位置に」と言われて、長谷川さんが舌をペロンと出して頭を掻いていたこと位だ。

 名前は自分で付けられない。姓名判断で僕の名前は最悪のようだ。もっとかっこいい名前だったらと恨んだこともある。でも、名前は記号であって個性を表すものではない。そう気付いてからの人生は心地いい。

 甥っ子よ、元気に育てよ~。

KENJI

2005-11-07

芸術の秋part7:江戸落語会

Sanmarakugo_003  目黒さんま祭り10周年記念、江戸落語会がありました。落語を生で聞くなんて初めての私にとっては何もかもが新鮮でした。会場では木戸と接待のお手伝いを、umetsuパパが作ったタイムスケジュールに従ってあっち行ってこっち行って、緊張しっぱなしの開演前。会場をチラッと見るとお客さんの出足も早く、気仙沼時間で始まることなく定刻から始まりました。お蔭様で404席のうち、397席埋まったそうですのでほぼ満席です。スタッフ20人は立ち見で聞いて、後ろから見ていると高座と客席が一体となったような雰囲気が伝わってきました。三遊亭京楽さんの目黒のさんま噺。三遊亭小円歌さんの色もの。三遊亭好楽師匠の古典落語。笑いあり、拍手ありであっという間の2時間でした。

 写真は打ち上げの際、カンパイの「パ」の瞬間です。落語にこだわって始めた目黒のさんま祭り。本物の落語が聞けて楽しいひと時が過ごせて、本当にやっててよかったと幸せに思いました。色々関わってくださった皆さん、どうもありがとうございました。

 打ち上げも佳境に入った頃、帰省しているdegから陣痛が始まりそうとの連絡が入り、途中で失礼してきました。私とfumihideは、何かあったらこっそり抜けようと申し合わせていましたが「タケヤマさんのところでお孫さん産まれるそうです!」と、賑やかな宴席で好楽師匠の声が響き、席を立った私たちに視線が集まりました。こうなったらええい!と産まれるポーズをして帰ってきました。もちろん立ったままふんばる格好ですけどね。本当に産まれるポーズはさすがにできません。

 今晩は興奮と緊張が行き来する夜になりそうです。

seiko

2005-11-06

食欲の秋:自家製こんにゃく

Ryouri_287 3年物のこんにゃく玉が収穫されたようで、hirokoさんが悪戦苦闘して作った「手作りこんにゃく」が届きました。そのまま茹でて皮をむいて、茹で水と一緒にミキサーで撹拌。そこに灰水(あく)を混ぜて、ぷるぷる状態に固めてからさらに茹でるそうです。その大変さを聞いて、私のチャレンジ指数は50%位?

Ryouri_293_1 食べる方は手いらずで、これ以上の贅沢はありません。今日は酢みそをあえたお刺身と、ちぎって山形玉こん風煮にしてみました。プリプリの歯ざわりと口の中で踊るような食感がたまりません。明日はお煮しめ、明後日はおでんかなぁ。

seiko

こんにゃくについて詳しく書かれたページを見つけました。
「こんにゃくワールド」
http://www.konnyaku.or.jp/

2005-11-05

芸術の秋par6:池口史子展

Sonpojapan 池口史子(ちかこ)さんの展覧会へ行った。12月11日まで損保ジャパン東郷青児美術館で開かれている。昨年書いた記事が池口さんの名前で検索したらヒットするらしく、何人かから読んだと言われて恐ろしくなって、在館中の池口さんへ尋ねたらご覧になっていなかったようで安心した。今回は初期から最近までの風景画、静物画、人物画の作品が展示されている。

 昨年11月末の日経文化面に池口さんのコラムが載った。かいつまむと、北米に住む親友が現地でモデルや場所を手配してくれたエピソードと感謝の気持ちが伝わる内容で、“私は絵を描き続けることで報いたい”と締めくくっていたのを覚えている。創作を通じて社会や人と関わる姿勢が伝わってきて、こういう風にきっぱりと言い切れる自身と社会の関係性はさすが大御所だと思った。実際は小柄で華奢な方だが、骨太な職人気質と繊細な感性を持ちあわせている方なのだろうと想像を膨らませていた。

 サブタイトルは静かなる叫び。エレベータで向かう僕の脳内ではムンクの『叫び』と映画『スクリーム』に、『静かな湖畔』を歌う少年少女合唱団が右往左往している。作品に何度も接して知っているはずで、「静かなる」は何となく分かるけど、なぜ「叫び」なんだろうと思いながら順路を追った。風景画ではいつも通り正面、斜め、下と角度を変えて奥行きを楽しんでいたが、女性を描いた人物画は飛び出してきそうで、目を合わせたらドキッとした。何枚かの女性像を鑑賞して感じたのは、うまく言えないけれども「凛とした」「意志の強い」「きりり」「黙然」というような印象で、ああ、これが「静かなる叫び」なんだなと思った。

 KENJI

静かなる叫び-池口史子展
損保ジャパン東郷青児美術館(西新宿)
12月11日まで

2005-11-04

くもとたいよう

Aki_049  今朝の日の出は6時少し過ぎなはずなのに、雲に隠れてなかなか顔を出しません。真っ赤なお日様が顔を出したのは6時20分ころでしょうか。

 庭先から朝日を撮ろうとしたら、クモはクモでも昆虫の蜘蛛にピントが合ってしまいました。早朝のクモは、まだ捕食していないようで、じっと我慢しているのか、休んでいるのか。クモの糸がフィルターになって、何だかアクリル板にエッチングした版画みたいな線が浮かんできました。

 朝晩は冷え込むようになって、油断大敵ですね。人並みに風邪を引きましたが、ひと晩で復活しました。恐るべし中年パワーだって、、、?ははは。

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河原田ライブカメラ

BBっといー東北